引きこもり、原因に育て方や病気の不安、迷わず相談できる窓口とは

毎日、生活しているのですら辛い

誰にもわかってもらえない苦しみの底

気持ちが落ち込んでしまって、どうにもやる気も起きない、外に出ると誰かから悪口を言われているような気がする。

「そんなことないよ!」と周りには言われますが、そうやって思っている本人にとっては、得体のしれない不安感に襲われ続ける辛さしかないのですよね。

「そんなことないよ」って思えたころの自分はどんなのだったか、思い出せない。そのような引きこもりの原因は、具体的にはどういったものなのでしょうか。

やはり、育て方が間違っていた?そのように思わないであげてください。

引きこもりはどこから引きこもり?

引きこもりの定義

厚生労働省ではこのような定義を掲げています。
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流を殆どせずに、6か月以上続けて自宅に引きこもっている状態」

6か月以上も、となると相当辛いことがあったのだろうなと思えてきますよね。本人も、これからどうしようなんていう風に焦りだすだろうし、家族も相当辛い半年間になりますよね。家族としてはどうにかしたいと焦ると思います。

では、この引きこもりの原因、やはり人間関係などの社会的な理由なのでしょうか?
それとも親などに問題があったからなのでしょうか?

引きこもりの原因

心の病、社会的要因、様々な理由

引きこもりは、疾患や障害から起こるものも存在していますが、そのような疾患などからだけではなく、様々な要因から引き起こされる場合もあります。

では、疾患などから起きている引きこもりはどのような疾患が原因と言えるのでしょうか?

統合失調症

「誰もいないのに、悪口が聞こえてくる」などの得体のしれない不安から周囲に敏感になったりするなどの「統合失調症」です。

うつ病

「何もする気にならない」などの無気力、食欲すらわかない、最後には「死にたい」とまで思ってしまう「うつ病」です。

強迫性障害

一日に何度も手洗いをしたり、同じことを何度も繰り返し確認してしまったりするなどの「強迫性障害」です。

パニック障害

人の多いところや公共交通機関などの乗り物で酷い動悸や息苦しさ、眩暈などのパニック発作を起すことがあるなどの「パニック障害」などが原因とされることがあります。

こういった疾患の場合、不安や恐怖などが強く出てしまい、なかなか人と会ったり、接点を持つなどは困難になっていきやすくなります。こうすることで、他人との関わりから距離を置き始め、引きこもりが余儀なくされてしまう結果になってしまうのです。

また、明確な疾患から引きこもりが起きたとも考えにくい場合などがあります。これは、生活のしづらさや生きにくさが増加し、そこから身を護るために回避するように引きこもったり、挫折感や心的外傷からなどが引き金になったりすることもあります。パーソナリティ障害、社会恐怖などがこれらに含まれます。

親子関係の問題

心理的、身体的、性的虐待、育児放棄などのネグレクトなどの問題を抱えている家庭、機能不全家族の下で育った場合なども引きこもりが起きる原因ではないかと言われているそうです。

虐待などは子供の心に人間不信などを生み出します、また、良い子にしていれば親から嫌われないなどと思いこんで、自分を殺し、良い子を演じてしまい、それからいじめに発展したなどが理由の一つと言われているそうです。

「親にも嫌われて、いじめによって外の人間にも嫌われて」と思い、自分を守るために引きこもってしまう、自分の居場所がなくなってしまったと思ってしまうのでしょう。

心の問題は難しい問題

どこへ相談すればいいのか

今は行政の取り組みもしっかりあります。今は厚生労働省によって「引きこもり対策推進事業」が創設されています。

主にこの推進事業では二つの事業から構成されており、ひきこもりに特化した第一相談窓口にあたる「引きこもり地域支援センター」の設置を担う「ひきこもり地域支援センター設置運営事業」ひきこもりの本人、家族からの様々な相談に断続的な訪問支援を行う「ひきこもり支援に携わる人材の養成研修・ひきこもりサポート事業」があります。

引きこもり地域支援センター

社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士などを中心とした、ひきこもりに特化した専門の第一次相談窓口です。

どこに相談したらいいか、どうすればいいかを明確にし、適切な支援を受けられるようにバックアップをしてくれる場所です。

ひきこもりサポート事業

都道府県・市町村によって養成された「引きこもりサポーター」という方が派遣、訪問支援を行うものです。

家族や自分が引きこもりという状態に直面した場合、こういった行政の力を借りて、回復の足掛かりにしていくと良いと思います。

しかし、明らかな疾患からのひきこもりの場合、専門の医療機関への受診、相談を行うことも大事です。

どうしても、ひきこもりを「甘え」や「怠け」としてとらえる場合があり、世間の目を気にして、ひきこもりの問題を隠し、相談せず個人で解決しようとしてしまう傾向があるそうです。

それでは、当人も、その家族も共倒れになってしまいます。誰にだって辛い思いをせずに幸せに暮らす権利があります。悩み抱え、身動きが取れなくなる前に、こういった場所に相談する必要があるかもしれません。

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