ピルに副作用、太る、吐き気、眠気、うつ症状も、安易な使用で問題に

ピルによる副作用は個人差があります

《太る》について

基本的にはピルの種類に関係なく、飲み始めは副作用として太る症状がみられることがあります。ピルを飲むことで水分が増える、脂肪がつく、食欲が出る、これらが体重に影響を及ぼし太るといわれています。

しかし、ピルの服用に体が慣れるにしたがって徐々に治まっていきます。反対にピルを飲むのをやめてから太ってしまったという女性もいます。

ピルを服用したすべての女性が太るわけではなく、服用しているピルの種類や体質との相性が影響します。

女性ホルモンは大きく分けて卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があります。

ピルを飲んでいる間むくみやすくなるのは、ピルに含まれているエストロゲンには腎臓から体内の塩分が排泄されるのを抑える働きがあるからです。

それによって体内に塩分がたまり、たまった塩分が水分を吸収するため、体内に水分がたまるのです。水分量が増えたことによる体重の増加なのでピルを止めればすぐに戻ります。

また、エストロゲンの作用には脂肪を増やす働きもあります。エストロゲンは別名「美人ホルモン」と呼ばれている女性ホルモンで、女性の乳房や太もも、腰回りなどに皮下脂肪を増やします。

ピルに含まれるプロゲストーゲンの影響で、食欲が増えることがあります。原因はプロゲストーゲンのもつ男性ホルモン(アンドロゲン)です。

摂取カロリーを意識することで避けられます。食欲をうまくコントロールして、適度な運動を心がけることで体重管理はできます。

妊娠初期症状に似ています

《吐き気》について

服用開始ごろは軽度の吐き気があります。妊娠中のつわりのような症状で、吐き気はピルを飲んでいる人が感じる副作用で最も多い症状です。

ピルに体が慣れてくると治まってきます。この症状は自然に食欲が減退し一時的に体重が落ちます。その状態のときにピルの服用をやめると、ピルに含まれるプロゲストーゲンの影響を一切受けなくなるため、食欲が戻り体重が自然と増えます。

《眠気》について

睡魔が襲ってくる原因は、女性ホルモンと睡眠に関係します。女性ホルモンの分泌により、基礎体温での低温期と高温期があり、ピルを飲むと高温期が安定し手続きます。

これは妊娠状態と同じです。女性ホルモンの一つに体温を上げる働きがある黄体ホルモンがあり、高温期に分泌されます。

この間は夜になっても体温が下がりにくいので、深い眠りに入りにくくなり、ずっと眠たく感じます。妊娠初期にも同じよう状態が起こります。自分に合ったピルを見つけましょう

《うつ症状》について

ピルの服用でうつ症状が出る割合は0.1%未満と言われ、ピルとうつ症状がどう関わっているかは、はっきりとわかっていません。

考えられるのはホルモンバランスの変化といわれており、気持ちが落ち込んだり、倦怠感を感じたり、集中力の低下、イライラしたり情緒不安定になることがまれにあります。

感じるのは飲み始め頃からですが、一過性ですので体が慣れれば症状はなくなります。また、ピルの種類を変えてみるのも得策でしょう。

ピル(OC)は「太る」「副作用が怖い」などの先入観から敬遠されがちですが、欧米では「女性の意思で妊娠をコントロールできる避妊法」として広く認知されており、正しく服用すれば100%避妊できます。

避妊以外にも生理痛の軽減や生理不順の改善など副効用があります。しっかり向き合い自分に合ったピルを見つけましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする