発達障害のカミングアウト、理解は不十分、職場や恋人、結婚の問題

発達障害ってどういうこと?

社会的にはかなり認知されてきた

発達障害という言葉はよく使われるようになってきたので、耳にしたことはあると思いますが、詳しく理解できている人はどのくらいいるのでしょうか?

身体的な障害と比べて、外見からは分かりにくいことが多いのが特徴です。まずは、発達障害について理解をしたうえで、発達障害を抱える人たちの悩みを少しでも理解できるようにしたいと思います。

発達障害とは

発達障害の定義

発達障害とは、「自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害を言います。

そして、その症状が通常低年齢において発現するものとして、政令で定めるもの」と発達障害者支援法に定義されています。

小さいうちは、自治体の乳児健診や、幼稚園、保育園など社会や専門家と触れ合う中で気づくことも多いかもしれません。また最近は大人になって、社会に出てから気づくケースもあるようです。

それが分かった時、どのように周りの方に伝えているのか、そして伝えられた人はどのように感じているのかを調べてみました。

いざ、カミングアウト!

誰にどうやって?

専門家の判断を受け、自分もしくはわが子が発達障害だと分かったとします。まずは自分や家族がその障害についてよく理解し、対応していくことが第一歩です。

そのうえで、誰にどうやって伝えていけばいいのでしょうか。お子さんであれば、幼稚園や保育園、学校の先生と共有したいですね。

専門家によって指導された内容とともに診断名も伝え、的確な指導、配慮が出来る環境を
整えてもらうといいと思います。

子どもさんの様子次第では、担当の先生をひとりつけていただくことも出来ますし、その子が集団生活をよりスムーズに送っていける配慮をしていただけると思いますよ。

程度によりますが、親や本人の希望があれば、少しの配慮で普通学級で過ごすことも可能です。子どもさんを含む家族の気持ちや、障害の程度を考え、より良い環境を作れるといいかなと思います。

大人の発達障害

少し様子が異なる現状

大人の場合は、少し様子が違ってきます。2017年に日本で行われたインターネットによる調査のデータがあります。

それは、自分が発達障害であるということを伝えているかという質問です。

・親に…92%
・恋人・親友に…90%
・友人に…45%

伝えていない理由の多くは、「伝えても理解してもらえないから」「その後の関係悪化が心配」というものでした。

カミングアウト後に相手との関係性が「良くなった・伝える前と変わらない」と答えたのが約9割に対して、その後相手は「障害を理解してくれていないと感じる」と思う割合が3~4割という数字も出ていました。

このデータからは、「伝える(カミングアウト)」ことが、必ずしも理解に伝わるわけではないということが分かります。発達障害の認知は広がってきているものの、本質的な理解となるとまだまだなんでしょうね。

伝える側は、「(会社や恋人に)受け入れてもらえなかったらどうしよう」「(会社で)必要とされなくなって職を失ったらどうしよう」という恐怖や心配を抱えています。

そして、生きにくさを感じて、より良くするためにカミングアウトしてくれているのだと思うと、もう少し私たち伝えられる側の理解や対応を考えなければと思います。

また軽度であればあるほど周りからは理解されにくく、「ただのわがままでは?」と取られがちです。

すべての人に伝える必要はなくて、ごく近しい人にだけでも、障害についてよく話し理解してもらうだけで、生きにくさを和らげることができるかもしれません。

障害を抱えながらも結婚し、親になっている人も多くいますので、お互いのコミュニケーションや協力で乗り越えていけるのだと思います。

人はみんな違っていい

みんなが笑顔で暮らせる社会に

障害を持つ人もそうでない人も、すべての人が気持ちよく笑顔でいられるように、お互いがお互いを理解して、障害を持つ人に寄り添える人が一人でも増えるといいと思います。

少しでも受け入れてくれる環境が増え、カミングアウトしやすい場作りができれば、いま生きにくいと感じている人、逆に「この人と付き合いにくい」と感じている人がもっと気持ちよく暮らしていけるのではないでしょうか。すべての人が笑顔で過ごせますように。

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