流星群の仕組み、どんな星座でいつから、どんな時間帯で見られるか

“流星群”ってなに?

流星が短時間にたくさん出現する現象

流れ星とも言います。流星の正体は、宇宙空間に漂っている小さな粒子“塵(ちり)”です。その小さな粒子は、大きさも数ミリから数センチ程度、重さも1円玉より軽いものがほとんどです。

明るい流星は重さが10gと重くなります。宇宙空間にある小さな粒子が、地球の大気に飛び込んできて滝と激しく衝突します。

そして、高温になって粒子が気化する一方で、大気や気化した粒子の成分が光を放つ現象を流星と言います。

流星の速度はとても速く、早いもので1秒間に40kmという猛烈な速度で地球大気へ突入してきます。

地球に高速で突入してきた流星物質は、地球大気の原子や分子と衝突して“プラズマ”と呼ばれる状態となり、流星の発光現象が見られます。

彗星はこのような粒子を軌道上に放出していて、粒子の集団はそれを放出した彗星の軌道上に密集しています。

彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、地球がその位置に差し掛かると、粒子がまとめて地球の大気に飛び込んできます。

地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっているので毎年特定の時期に、特定の流星群が出現するのです。

この流星の活動を“流星群”といいます。地球に飛び込んでくる粒子は全部同じ方向からやってきます。それぞれの粒子はほぼ平行に地球の大気に飛び込んできますが、それを地上から見るとその流星群に属している流星は、星空のある一転から放射状に飛び出すように見えるんですね。

そして、流星が飛び出す中心となる点を「放射点」と呼び、一般には放射点のある星座の名前をとって「〇〇座流星群」と呼ばれているというわけです。

いろいろな流星群、その特徴

1月から6月まで

しぶんぎ座流星群

1年の最初を飾る流星群、それが「しぶんぎ座流星群」です。しぶんぎ座は現在では存在しない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来しています。

ペルセウス座流星群、ふたご座流星群と並ぶ三大流星群の一つです。流星の出現数は年によってかなりムラがあり、どのくらい流れるか予想するのが難しい流星群です。

早ければ12月末から出現し、一番活動が活発になって流れ星が大量に出現する日(極大日)は、1月3日か4日です。真夜中頃からが観察のチャンスで6時頃まで観察することができます。

こと座流星群

「こと座流星群」は4月16日から出現し極大日は4月22日頃、午後11時頃から翌朝までが観察時間のベストです。

みずがめ座η(エータ)流星群

「みずがめ座η(エータ)流星群」は連休の5月5日か6日に極大を迎える流星群です。10月のオリオン座流星群と同じ、有名なハレー彗星です。

日本では明け方の1時間くらいしか見ることができず、午前2時頃から3時半頃という短時間が観察のチャンスです。

いろいろな流星群、その特徴

7月から12月まで

みずがめ座δ(デルタ)南流星群

7月中旬から8月中旬頃に活動するのが「みずがめ座δ(デルタ)南流星群」です。極大日は7月28日頃です。ほぼ一晩中観察できますが、午後11時頃から好条件となります。

北群と南群に分けられる場合もありますが、現在は南群だけがほぼ観察されおり、南群だけを「みずがめ座δ流星群」と呼ぶことが多いです。

やぎ座α(アルファ)流星群

同じ7月末には「やぎ座α(アルファ)流星群」が極大を迎えます。最もよく観測できるのが7月31日午前0時以降と言われています。

古くから出現しているといわれている流星群で、ゆっくりで流れている最中に何度も爆発を伴うような火球が観測されることが特徴です。

ペルセウス座流星群

「ペルセウス座流星群」は三大流星群の一つで、年間でも常に1・2を争う流星数があります。7月17日から出現し、極大は8月13日頃です。

りゅう座流星群

「りゅう座流星群」は一般的にジャコビニ流星群と呼ばれることがあります。10月6日から出現し、極大は10月8日頃とされています。

おうし座南流星群

10月、11月を中心に9月から12月まで活動するのが「おうし座南流星群」です。放射点が南と北に分かれており、それぞれ南群、北群と呼ばれています。

極大はそれぞれ10月10日頃、11月12日頃です。流星は一晩中流れますが、午後9時以降が好条件です。

オリオン座流星群

「オリオン座流星群」は全流星群の中で2番目に速度が速く、とても明るい流れ星が多くて肉眼での観測がしやすい流星群です。

みずがめ座η流星群と同じで、母天体がハレー彗星であることが知られています。10月初めから11月にかけて出現し、極大は10月21日頃、午後10時頃から流れ始めますが、真夜中過ぎたころがお勧めです。

しし座流星群

「しし座流星群」は1833年に大出現を見せて、2001年には日本を含むアジア各国で1時間に2000個の流星嵐が発生しましたが、2003年以降は流星数がかなり少なくなっています。

火球が多く出現するので、見ごたえがあります。11月に出現し、極大は11月17日か18日頃です。

ふたご座流星群

三大流星群の一つ「ふたご座流星群」は一晩に見ることのできる流れ星の数が年間最大と言えます。

12月初めから出現し、極大は12月12日から14日頃です。ほぼ一晩中見えていますが、午後9時頃からが好条件です。深夜の2時頃には放射点がほぼ天頂に位置するため、流れ星が真上から降ってくるように見られます。

こぐま座流星群

年間通して一番最後に活動するのは「こぐま座流星群」です。12月下旬に出現し、極大は12月23日頃、朝6時頃ですが一晩中観測することができます。

気まぐれな流星群で、あまり目立った出現を見せないと思えば、突発出現といって大流星群となって現れる年もあります。

知らないことがまだまだ

魅力だらけで調べる価値あり

調べれば調べるほど、奥深い・・・身近に使っていた「流れ星」も実はこんなにたくさん種類があり、それぞれの個性があることがわかります。

自分のお気に入りを見つけたり、今まで興味がなかった人も、見る機会がなかった人も、一歩踏み出して夜空を見上げると案外すぐ見つけられるかもしれませんよ。

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