芋煮、仙台と山形の違い、味付けの方法、素材、食べ方、楽しみ方は?

芋煮といえば郷土料理の一つ

身も心もあったまる料理

芋煮をご存知ですか?東北地方の山形県の郷土料理として有名です。その名の通り、芋を煮たものですが、実は地方によって入れる野菜や味付けに違いがあるのです。「

芋煮戦争」なんて言葉も一部ではあるくらいです。では、その土地によって違う芋煮、どのような差があるのでしょうか?

発祥地山形そして仙台で比べて見てみたいと思います。

山形の芋煮と仙台の芋煮

醤油と味噌

まず、芋煮についてですが、基本的には里芋をメインとした料理で、里芋はもちろん、ニンジンやダイコン、ごぼうなどの根菜類、こんにゃく、ねぎ、きのこ、そしてお肉などを一緒に煮たものです。

具沢山でとても美味しそうですよね。

次に山形の芋煮の特徴を見てみましょう。山形では「肉は牛肉、味付けは醤油」とされているようです。
対して仙台の芋煮は「肉は豚肉、味付けは味噌」とされているようです。

これに野菜類を入れるのはどちらも一緒のようです。

そして仙台の場合、味が味噌で具に豚肉を入れるからか「豚汁」と外部の方から言われることもあるようです。

しかし、仙台の方は「豚汁と一緒ではない」と主張されることが多いようです。

醤油ベースの味つけと味噌ベースの味つけ・・どちらも美味しそうで甲乙つけがたいです。

芋煮っていつからあるもの?

二つの説

芋煮の始まりとされる説は大きく2つに分けられているようです。

一つは、江戸時代の最上川での説。船に荷物を載せる船頭さんや作業員の方々が里芋と干した鱈、棒鱈を一緒に煮て食べたのが始まりとされる説です。

もう一つは旧暦の八月十五夜、別名芋名月とされる日に里芋をお供えしたという習わしから生まれたとされる説、この二つです。

どちらにせよ芋煮の歴史は長いとされるようです。江戸時代の説だと、お肉の代わりに棒鱈をしようしていたのですね。

実際に、芋煮に牛肉を使用するようになったのは昭和に入ってからとされているようです。時代とともに具も少し変化があったのですね。

芋煮会で賑わいを

芋煮でギネス世界記録!

秋になると家族や近所の方々で河原にて芋煮会を行う事もよく見られる光景の一つのようです。河原の石でかまどを作り、みんなで集まって芋煮を楽しむ。なんとも素敵な催しです。

それどころか、山形県では「日本一の芋煮会フェスティバル」というイベントも催されるほど。この「日本一の芋煮会フェスティバル」では直径6メートルのお鍋で芋煮を作るという本当に日本一の規模の芋煮会です。

そんなに大きな鍋で芋煮となるとどれくらいの量の具が必要になるのか気になりますよね。

具材の量は「里芋が3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ねぎ3,500本、醤油700ℓ、日本酒50升、砂糖200㎏、水6トン、薪6トン」という想像ができないレベルの量で6メートルの鍋で芋煮を作るそうです。

ここまでくると流石に人の手で混ぜたり、具材をすくうのは不可能と言えますよね。その為、大型重機を導入して6メートルの鍋で作った大量の芋煮をみんなで楽しんでいるそうです。

このイベントは平成元年から開催していて毎年恒例になっているようです。

素晴らしい芋煮への愛といえるでしょう。長い間こうして人々に愛され、食べ続けられ、受け継がれていく郷土料理というのは素晴らしいものですね。

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