日本三大祭り、由来と歴史、開催場所と知っておきたいそれぞれの特徴

日本の夏の祭り代表

祇園祭

7月1日~28日、京都府京都市八坂神社

およそ1100年前の平安時代に始まる疫病退散の祈願会。一般的によく知られているのは山鉾巡行です。

17日の前祭と24日の後祭からなり、重要有形民俗文化財となっているさまざまな装飾が施された32基の豪華な山鉾が、曳手に曳かれて四条烏丸から市内を周回します。

途中に行われる辻回しや注連縄きり(しめなわきり)・くじ改めの儀式は、祭りのハイライトでもあります。

八坂神社は新羅の神である素盞烏尊(すさのおのみこと、牛頭天王)を祀った神社です。

もともと祇園寺だったのを八坂神社に変えた理由は半島の影響を受けたことを消すためか、祭りの名前までは変えられず、京都の人たちはいまだに八坂神社を祇園さんと呼んでいます。

春季例大祭

山王祭 (神田祭)

6月15日 東京都千代田区日枝神社、(5月15日に近い日曜日を中心に5日間、東京都神田明神)

ともに将軍家の庇護を受け盛大になっていった山王祭と神田祭。江戸っ子たちから「天下祭」と言われて親しまれました。

寛永年間(1624~1644)に始まった祭りの威容を今に伝える本祭は隔年で行われます。

天和元年(1681年)より、大規模な祭りを毎年行うのは大変ということで、山王祭と神田祭の本祭りが1年おきの交互に斎行されることになっているのです。

山車やお練りが江戸城内まで繰り込みましたが、明治維新後は衰退し、今では三基の鳳輦(ほうれん)を中心とする神輿行列が都心を回るだけになっています。

烏帽子(えぼし)・狩衣(かりぎぬ)・直垂(ひたたれ)など、美しい時代衣装を身にまとった氏子たちが雅楽を奏でながら練り歩く、華麗なお祭りです。

大阪の夏の訪れを告げる

天神祭

7月24日、25日 大阪市天満宮

平安時代に始まる大阪随一といわれる夏祭りです。祭神である菅原道真の命日にちなんでいます。

24日は宵宮祭り(よいみやまつり)から始まり、鉾流(ほこながし)神事を終えると、地車囃子が鳴り響く大阪天満宮へは続々と神輿が到着し、花娘による傘踊りも披露されます。

25日のメインは陸渡御と船渡御です。無事を祈る神霊移霊祭の後、陸渡御が催太鼓を先頭にスタートし、神鉾(かみほこ)、御羽車(おはぐるま)、御鳳輦(ごほうれん)、鳳神輿(おおとりみこし)、玉神輿(たまみこし)など、豪華な衣装を身まとった約3000人の大行列が浪速の街を華麗に練り歩きます。

みどころは6人一組で3人ずつ太鼓を挟んで叩く催太鼓です。独特な演奏方法は無形文化財にも指定されています。先導役の猿田彦は天狗のようなお面に白い髪をしており、馬にまたがっています。

そして日も暮れ始めた午後7時頃から船渡御が始まります。神輿を乗せた奉安船(ほうあんせん)や催太鼓船(もよおしだいこせん)が天神橋から出発し、協賛団体などの奉拝船(ほうはいせん)は飛翔橋から南下して祭神を迎えます。

舞台船は定位置に留まり能を奉納、約100隻の様々な船が大川を行き交います。19時30分からは毛馬桜之宮公園一帯で祭りのクライマックスを飾る5000発もの壮大な奉納花火は見ものです。

やがて御鳳輦は天満宮に戻り、還御祭で祭りを終えます。

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