独裁政治が生む出す難民、混乱と経済格差、雇用が内戦を引き起こす | 楽しいことが一番大切

独裁政治が生む出す難民、混乱と経済格差、雇用が内戦を引き起こす

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独裁政治が生み出す難民

混乱を極めたシリア情勢

アラブの春に合わせて2011年3月中旬から,シリアの全国各地でも反政府デモが発生しました。

これに対し、アサド政権が治安部隊による厳しい弾圧を行い、武力行使でこれまでに9,000人以上という多数の犠牲者が生まれました。

アラブの春の今後

現在,民主化デモが発生した多くの国で,民主化に向けた政治プロセスは前進しつつあるといわれています。

しかし、経済格差や雇用といった部分がほとんど手つかずで、課題が山積みの状態です。

チュニジアやエジプトなどで政権党となったイスラム系政党の政権運営能力にも問題があるといわれています。

その結果、新体制への不満が先鋭化して、経済成長に欠かせない社会の安定が失われる危惧もある状態です。

難民増加がもたらすグローバルな不安定

シリアでのアラブの春も、初めは平和的なデモだったのです。そこから内戦へと姿を変えていき、ISの登場で一般市民は難民となって逃れることしかできなくなります。

2011年の内戦突入から7年を迎えるシリア内戦ですが、死者は50万人を超え、国民の2人に1人に当たる1100万人超が難民や国内避難民になってしまいました。

元は、民主化運動をアサド政権が弾圧したことが内戦へと発展して、イラクとシリアにまたがる国家建設を目指すISなどのイスラム過激組織が加わってきます。

その結果、アサド政権、反政府組織、イスラム過激派が戦闘を繰り広げたわけです。

しかし、本質は、アメリカとロシアの派遣争いに他ならないのです。アメリカはアサド退陣を求めて反政府勢力を支援しています。

これに対し、アサド政権側にロシアが2015年9月から参戦し、ISと反政府勢力から失地を次々と回復しています。

確かに、ISは勢いを失いましたが、本質的な混乱は終わっていません。いまだにシリアで内戦は終わりが見えない状態なんです。

自国にいても、仕事がなく生活に困窮し、仕方なく難民になる人がたくさんいるわけです。学校に行くことができずに働いている子供も多数存在します。

難民の問題を解決するには、シリア内戦を終わらせるしかないはずです。しかし、世界は自国の経済問題に夢中で、結果として、無関心なのが現状なのではないでしょう。

その他の国における難民問題もほとんどすべてが政治の問題であって、それを解決するための国際世論がどれくらい高まるかの問題のはずが、大国の覇権争いで終わる、それこそ、人類は何も学んでいないという状態かもしれません。