岸和田のだんじり祭り、歴史と由来、時期と場所、日程、見どころ | 楽しいことが一番大切

岸和田のだんじり祭り、歴史と由来、時期と場所、日程、見どころ

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岸和田だんじり祭とは

祭りの流れと概要

岸和田のだんじり祭りは、江戸時代中期にはじまったと言われていて、およそ300年の歴史を持ちます。

この祭りは、庶民の手によって受け継がれ、今日まで伝わってきました。

岸和田地区22台、春木地区12台の合計34台ものだんじりが市中を疾走する祭りは、他に例を見ない一見の価値があるといわれます。

岸和田市の、小さな町ほとんどに1台ずつだんじりがあるそうです。

1台のだんじりを動かすためには、数百人が必要だといわれています。そのために、世代を超えた町民が一体になるわけです。

岸和田駅前商店街のアーケードの高さが日本一なのも、だんじりが通るためだそうです。

だんじりとは

だんじりとは、山車を意味する西日本の方言です。だんじりという言葉の発祥は大阪北部だといわれています。

岸和田ではだんじりが通りやすいように道を整備したり、準備しています。

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岸和田だんじり祭の歴史

庶民に広まったわけ

岸和田だんじり祭は、元禄16年、西暦では1703年に岸和田藩主岡部長泰公が、京都伏見稲荷を城内三の丸に勧請したことに始まります。

五穀豊穣を祈願し、行った稲荷祭がその始まりだと伝えられています。

始まった当初は、にわかや狂言といった芸事を演じて、その後に三の丸神社、岸城神社へ参拝していたといわれています。

だんじりの原形は長持に木の車をつけたものだといわれていて、その上にのって太鼓を叩いたりしました。笛はまわりで一緒に歩きながら吹いていたそうです。

その後、泉大津の方から屋根つきのだんじりを借りてきて、それを使うようになったらしく、今よりも彫り物もおとなしく、静かなものだったようです。

今のように勇壮な祭りになったのは、戦後です。スピードが出せる、だんじりが作られたのもその頃です。

祭りの開催時期

場所と日程

だんじり祭りは毎年9月の敬老の日の直前の土曜日の午前6時から始まります。

2021年の開催は、9月19日(土)~20日(日)の予定です。

岸和田地区22台、春木地区12台の合計34台ものだんじりが出ます。

当日、周辺道路は完全通行止めになります。そして、町中をだんじりが駆け回るのです。

開催時間

初日

朝6時から夜10時まで

2日目

朝9時から夜10時まで

朝から夕方までの時間帯には、激走するだんじりが見物できます。

さらに、夜7時になると、灯入れ曳行と呼ばれる提灯で装飾されただんじりがゆっくりと練り歩きます。

岸和田だんじり祭の見どころ

祭りを支える仕組み

年番組織

年番組織と言うものが江戸時代からあって、各町が互選で選出します。

年番長をトップに200名弱の構成員がいて、だんじり祭りの一切を運営しました。

そして9月に祭りが終わるとほぼ同時に、11月には次年の準備が始まるのです。

6月には警備方法やコースなどが決まります。コースをしっかりと調べて、安全対策を調整するのです。

役割分担

だんじりを動かす人員は、大きく分けると5つ、曳き手、鳴り物そして大工方に前梃子、後梃子に分けられます。

大工方

この人は屋根の上に乗って調子をとります。花形でとても危険な役目の一つですが、体重のかけ方を覚えれば大丈夫だとか。

前梃子

この仕事をする人は前に突き出た二本の梃子を二人で持ち、ブレーキをかけます。この仕事が一番危ないといわれています。ブレーキをかけるときに轢かれてしまったり、電柱にはさまれる危険性もあるそうです。

後梃子

この仕事をする人は後ろに突き出た梃子を持ち、大きく遠心力をつけて回す役です。

鳴り物係

岸和田の子どもたちは、幼いころから青年団の練習をまねして、自然と楽器を覚えるそうです。

だんじり祭りは女性の活躍も欠かせません。岸和田の女性の方の多くは婦人会に属していて、炊き出しや片付けを担当します。

だんじりを盛り上げるもの

かけ声

昔は「ちょうさや、えやえや」という掛け声だったといわれています。今は、「そーりゃ」「そーりゃ」です。

太鼓

昔は、七・五・三というたたき方でしたが、現在は4分の2拍子です。

踊り

大屋根の上踊る大工方の踊り方には、飛行機乗りなどのパフォーマンスがあるそうです。

衣裳

はちまきを頭に巻きます。腹巻き、胸当て、パッチ、地下足袋をはき、各町の法被を着ます。

見物人

だんじり祭が全国的に紹介されたのは、昭和47年です。NHKのふるさとの歌祭の放映だったそうです。

やりまわし

岸和田のだんじりは他の山車のように慎重に角を曲がることはしません。勢いよく走りながら直角に向きをかえるのです。

重さ四トンを超えるだんじりがやりまわしを行うとき、その迫力とスピードにびっくりします。