お茶の種類、緑茶や紅茶、烏龍茶の作り方、出し方、飲み方の違いとは

お茶の文化が世界に広がった

世界中のお茶は同じ葉から作られる

日本茶の風景はよくお目にかかりますね。あのお茶の木は背が低く、作業がしやすいイメージです。

しかし、世界中にある、紅茶や烏龍茶の木はとても背が高いのです。

そして、驚いたことに、日本茶の木も紅茶や烏龍茶の木も、実は、同じ種類の茶の木という種類なんだということです。

チャは、ツバキ科の植物です。学名をCamellia sinensis=カメリア シネンシスと言うようで、国際的にはCamellia sinensis (L.) O.Kuntzeと表記されているそうです。

Camelliaは属名、sinensisは種小名にあとり、「O.Kuntze」は1887年に現在の学名Camellia sinensisを命名したドイツの植物学者クンツの名前を指しているそうです。

じつは、クンツが命名するまでは、紅茶をつくる木と緑茶をつくる木は別の種類だと考えられていたそうです。

紅茶をつくる木は樹高が高く、葉が大きいのに比べて、緑茶をつくる木は明らかに小ぶりで葉が小さいといった見た目の違いも大きかったのです。

現在の分類では、紅茶も緑茶も同じcamellia sinensisで、その下位の細分類として分けられています。

中国種(Camellia Sinensis var. sinensis)、アッサム種(Camellia Sinensis var. assamica)、中国大葉種(Camellia Sinensis f.macrophylla)といったぐあいです。

世界の茶の種類

チャの葉をどのように加工するかで区分されるのが普通です。茶の葉に付いた酵母による発酵をどこまで進めて酸化させるかの違いで分けられます。

それによって、まず緑茶、ウーロン茶、紅茶に大別されます。

緑茶(不発酵茶)

生産量や消費がもっとも多いお茶です。ほぼすべて釜炒りでつくられます。そのため、発酵が進まず、酸化しないので、茶葉が緑色をしているのが特徴です。

白茶(弱発酵茶)

茶葉が芽吹いて白毛の取れないうちに採取します。発酵度は非常に浅く、自然乾燥させたお茶です。福建省で多く生産されています。

黄茶(弱後発酵茶)

荒茶の製造工程中に軽度の発酵を行ったお茶のことをいいます。

青茶(半発酵茶)

烏龍茶がその代表です。発酵部分の褐色と不発酵部分の緑色が混じり合って、見た目が青っぽく見えます。そこから名がついたそうです。大陸産と台湾産があります。

紅茶(発酵茶)

イギリスの紅茶文化が元になって、中国で独自に発展しました。代表的な「祁門」は世界三大紅茶のひとつで、緑茶に次いで2番目に生産量は多いそうです。

黒茶(後発酵茶)

プーアル茶がその代表で、完成した茶葉に微生物を植え付けて、発酵させます。逆に言えば、これが本物の発酵茶です。

長期保存が可能で、年代物には高い価値が付きます。効果で売買されるのが特徴です。

お茶の名産地

世界中で飲まれる茶

日本は世界でもお茶をよく飲む国として知られています。しかし、世界にはさまざまな国でお茶が栽培されていて、たくさんの人に飲まれています。

元々お茶は中国から日本に伝わったものです。そこから栽培方法や製法に改良を加えたものです。

お茶の原産地ははっきりと解明されていません。一説によれば、中国の内陸部の雲南省近辺だと言われています。

それは、この地方で生産されている茶の木が、茶の原種にとても近いということや、中国の古い書物にもお茶が健康に良いものとして語られているからだそうです。

雲南省から長江沿いにお茶の文化は広がっていき、四川省や江南地域に広がり、西暦600年頃には中国全土にまで広がったといわれています。

西暦700年頃に、朝鮮や日本へもその文化が伝わって、さらに世界へとお茶を飲む風習が広がっていったといわれています。

もともと茶の木は1種類ですが、現在ではその地域に合った栽培ができるように品種改良が進んで、日本だけでも50種類以上の品種が育てられているそうです。

お茶の生産量

生産量も飲む量も中国が一番

日本のお茶もたくさん生産されていますが、世界では大規模な生産が行われていて、世界で最も多くお茶を生産しているのは中国です。

続いて、インド、ケニア、スリランカとなっています。ほとんどアジア地域で生産されていて、世界のお茶のおよそ85%を占めているそうです。

中国は、お茶の文化が根付いていて、今でも雲南省、湖南省、広東省、福建省など中国の各地でお茶が大量に生産されています。

中国ではウーロン茶やプーアル茶、ヨーロッパなどでは紅茶が主流になっています。日本だけでなく、中国でも緑茶を生産しています。

インドやケニアはイギリス植民地支配の影響で、紅茶が主です。特にインドやケニアなどは、自国であまり消費しません。

日本の位置づけは?

日本のお茶の生産量は約8万トンで、世界第11位だそうです。緑茶のみに目を向けてみると中国に次いで世界第2位の生産量があります。

また、日本には宇治茶や静岡茶など、ブランドとなるお茶が多くあるので、質の高い商品で世界との競争力をつけることができています。

ペットボトルの緑茶が人気

手軽で美味しく飲めると好評

喉が渇いた時に、よく飲みたくなるのが緑茶ですよね。最近では、エコや節約のために、水筒を持ち歩く方も多いと思います。

おやつにもご飯にも合う緑茶は、とても人気が高いですよね。ですが、いざ飲もうとした時に、変色していた!なんて経験はありませんか?

緑茶の変色する理由

原因を知れば対策もある

緑茶というと名前の通り、黄緑色をしたお茶ですよね。ですが時間が経つと、お茶が濁り、渋みを増してしまいます。

それは何故なのでしょうか。緑茶に入っている、「カテキン」という成分の名前は誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

この「カテキン」は、抗酸化物質と呼ばれます。緑茶には、カテキン以外にも抗酸化物質が含まれているのです。

この抗酸化物質が、実は変色の原因なんです。抗酸化物質とは、酸化することで、周りにある成分の酸化を防ぐ物質です。

「カテキン」という、抗酸化物質が酸化することで、「タンニン」という成分が発生します。このタンニンが、渋みや変色の原因なのです。

ペットボトルの緑茶が変色しない理由

なぜ、ペットボトルだけ?

同じ緑茶なのに、ペットボトルの緑茶は時間が経っても味や色が変わりませんよね。では、なぜペットボトルの緑茶は変色しないのでしょうか。

ペットボトルの緑茶には、原材料にビタミンCと書いてあるのは、知ってましたか?このビタミンCは、酸化を防止する役割があります。

そのため、抗酸化物質が参加しないので、変色や渋みがないんです。ですが、家で入れたお茶にビタミンCを入れても、変色や渋みを止める効果は得られないのです。

お茶に入っているビタミンCは特別なもので、家ではできないので注意してください。

変色対策

変色の大きな理由として、お茶の温度が挙げられます。お茶の温度が高いと、カテキンなどが酸化しやすいんです。

冷ましてから水筒に入れる

濃いめに煮出したお茶を冷まして持っていき、あとでお湯で割ると、温かいものが飲めます。

冷たくしたお茶を持っていく

氷などを入れて、冷たくして持っていく方法です。
2つとも、高温のまま持ち歩かないことで、変色と渋みを抑えられます。

せっかくお茶を持ってきたのに、中身が変化してたら嫌ですよね。その中身の変化にはちゃんと理由がありました。

カテキンが酸化しタンニンが発生し、渋くなる
温度の低いお茶を持ち歩くと、変色や渋みを防げる

お茶をよく持ち歩く方は、是非参考にしてみてください。

日本のお茶はほとんど緑茶にされている

国内では紅茶やウーロン茶はごく少数派

現在、日本で生産されるお茶は、ほとんどが緑茶なんですね。じつは、昭和40年代ごろまでは、日本各地で紅茶も生産されていたそうです。

しかし、品質や価格面でインドやスリランカの紅茶には太刀うちできなかったんだとか。

さらに、日本でも烏龍茶が作られた時期があります。それは、ウーロン茶がブームになった1979年から1985年ころにかけてです。

しかし、これも、紅茶と同様、芳しくなく、製造は打ち切られ、現在、日本で生産されるお茶はほとんどが緑茶だそうです。

緑茶の製法は、ほぼ蒸し製法ですが、九州の一部のみ地元消費のために釜炒り緑茶が作られています。
茶こしを使って飲んでいる人いますか

ところで、みなさん、お茶を入れる時、どうしていますか。

最近多いのは、きっとティーパックですね。
急須で入れるのに比べたら手間は全然違いますから。

でも、ここで、一つ提案です。
茶こしを使うと、手入れも簡単、そして、美味しいんです。

ただ、大人数には不向き。
一人で楽しむ方にはうってつけだと思います。

コツは、お湯の温度。
茶こしは小さめのものを使います。

少し多めに茶葉を入れ、まず、湯飲みに注ぎます。
そして、茶こしごと、湯飲みに入れます。そして、ゆっくりとお茶が出るのを待つわけです。

これで高級茶でも簡単に飲めます。
そして、片付けは超簡単。

いろんなお茶を楽しめる、茶こし方法。

ぜひ試してみてください。

緑茶のいろいろ

全緑茶のうち、煎茶が全生産の3分の2

煎茶

お茶の生葉は、摘採した時点から酸化酵素が働いて発酵が始まります。これは、厳密に言えば、酸化です。

緑茶は新鮮な状態のうちに熱処理として、蒸したり、炒ったりすると、酸化酵素の働きが止まり、不発酵茶ができます。

この生葉の熱処理によって、葉の形状を整え、水分をある程度まで下げて保存に耐えられる状態までもっていくことが荒茶製造です。

そして、蒸してから揉んで荒茶を製造するのが、煎茶のもっとも一般的な製法なのです。

玉露

新芽が2~3枚開き始めたころに、茶園をヨシズやワラで20日間ほど覆うことを被覆栽培といいます。

このようにして、日光をさえぎって育てたお茶が玉露です。光をおさえて新芽を育てると、旨みの元のテアニンが苦みのあるカテキンへ変わるのを防げるのです。

それによって、渋みが少なく、旨みが豊富な味になるのです。同様にかぶせ茶も被覆栽培しますが、玉露よりも短い1週間前後の被覆期間だそうです。

抹茶

てん茶と呼ばれるお茶を石臼あるいは微粉砕機で挽いたものが抹茶です。茶道のお点前のほか飲料、お菓子、アイスクリームなどに利用されます。

てん茶は、揉まずに乾燥させたお茶で、茶葉を蒸した後、揉まずにそのまま乾燥し、茎や葉脈などを除いた後の細片です。

玉緑茶

荒茶製造工程の途中までは煎茶と同じですが、精揉という形を細長くする工程がなく、回転するドラムに茶葉を入れて、そこに熱風を通します。

すると、丸い形状に仕上がるので、このお茶のことを玉緑茶と呼ぶわけです。ムシグリやぐり茶と呼ばれることもあるそうです。

渋みが少なく、まろやかな味わいが特徴で、九州北部から中部、特に佐賀の嬉野茶が代表的です。

茎茶

玉露や煎茶の仕上げ加工の工程で、選別機によって新芽の茎だけを抽出します。独特のさわやかな香りと甘みが特徴になります。

その中でも、玉露や高級な煎茶の茎は、かりがねと呼ばれます。艶のある鮮やかな緑の茎茶ほど、甘みがあります。

芽茶

玉露や煎茶の仕上げ加工の工程で、芽の先の細い部分だけを選別したお茶のことです。高級茶と同じくお茶の旨みを多く含んでいて、味が濃く出ます。

粉茶

玉露や煎茶の仕上げ加工工程で、廻しふるいなどで選別された細かい粉だけを抽出したお茶で、色合いが鮮やかな緑色で、味が濃く出ます。

玄米茶

蒸した玄米を炒って、これに番茶や煎茶などをほぼ同量の割合で加えたお茶が玄米茶です。

ほうじ茶

煎茶、番茶、茎茶などを強火で炒って香ばしさを引き出したお茶です。炒ることでカフェインが昇華して、香ばしさとすっきりとした軽い味わいがあります。

番茶

番外茶のことを言います。新茶が一番茶でその後三番茶まであり、それ以降が番外茶になります。

お茶の楽しむなら

煎茶のおいしい入れ方とは

1.急須と湯飲みを用意します。
2.お湯は大きな泡が出るまで、しっかり沸騰させます。
3.人数分の湯呑にお湯を注ぎます。これでお湯の温度を少し下げ、湯呑みを温めます。お湯は熱いほど苦渋が出て、冷ますほど甘みと旨みが出ます。
4.急須に茶葉を入れます。湯呑ひとつにつきティースプーンに軽く山盛り1杯が目安です。
5.湯呑から急須にお湯を注ぎます。ふたをして、1分待ちます。
6.急須から湯呑みにお茶を「回し注ぎ」をします。細く少しずつ、何度も往復しながら順番に注ぐことを「回し注ぎ」というのです。
7.最後の1滴まで注ぎきります。最後のしずくにお茶のおいしさが凝縮されます。
8.2煎目の用意をします。1煎目を注ぎ終わったら急須のふたを少しずらして、余分な蒸気を外に出します。

お茶に香りをつけるという文化

世界一有名なフレーバーティ、アールグレイ

アールグレイティは、いわゆるフレーバードティで、茶葉に香りの元になる香料を着けたものです。これを着香茶といいます。

紅茶の葉は香りを吸いやすいのでその特性を生かして、フルーツやスパイス、花の香りなど、色々と着香することができるそうです。

アールグレイは柑橘類の香料ベルガモットの香りを着けた紅茶のことをいいます。では、なぜ茶の名前にベルガモットを使わなかったのか、気になりますね。

イタリアのシシリー島が原産の柑橘類であるベルガモットは、苦く酸っぱ過ぎるので、生食には向かないそうです。

したがって、主に精油にして、香料として使用するそうです。これは、アロマテラピーでもよく使われているものです。

じつは、ベルガモットには、5つの系統があります。カタグロナ、フェミネロ、メラローサ、ピコラ、トルローサといいます。

また、紅茶も、世界中にいろいろあり、その組み合わせは大変多くなるわけです。したがって、同じアールグレイでも、紅茶メーカーによって、少しずつ違いがあるというわけです。

なぜアールグレイと呼ばれるのか

ベルガモットティでない理由

アールグレイは英語でEARL GREYと綴ります。このEARLは伯爵の意味で、GREYは人の名前です。ようするに、グレイ伯爵のお茶ということになります。

どうして人物の名前が紅茶についたのでしょうか。このグレイ伯爵は、英国の政治家で、す。政治家としてもとても立派な方でした。

しかし、いまは、政治家としてよりも、紅茶の名前として後世のにこることになりました。

グレイ伯爵の名前がベルガモットの着香紅茶の名前になったのは、ある政治的なことがきっかけでした。

このとき、中国から送られたベルガモットのお茶を英国で開発したときに、自分の名前であるEARL GREYをつけることを許したというものです。

アールグレイにすごい効能が

ベルガモットのアロマ効果

ベルガモットを着香させたアールグレイティには、ベルガモットの持つ効能が備わっています。

1.リラックス効果

ベルガモットはアロマオイルなどにも使われていて、そのリラックス効果は抜群だと言われています。すっきりしたり、気持ちをリフレッシュしたりします。

2.消化器官を助ける

体内に入ると、消化器官の働きを助けると言われています。これによって、体のバランスが整えられ、胃もたれなどを解消するそうです。

3.喉の調子を整える

ベルガモットはうがい薬としても用いられます。そして、喉の調子を整えたり、口内炎の症状を和らげたりすると言われています。

4.その他

ベルガモットの効能として、次のようなものも認められているそうです。
・ホルモンバランスの調整
・感染症の治療

アールグレイのおいしい飲み方

アイスティとしても人気

一般に香りは、揮発性なので、ホットで飲んだ方が、引き立つと言われています。そして、温度が下がって、アイスになると、香りは弱くなってしまうそうです。

しかし、アールグレイの場合は、ベルガモットの香りがとてもしっかりついているので、アイスでもしっかりとしているのです。

アールグレイとミルクティは相性がよいといわれています。ストレートティもおいしいですが、ミルクティで飲むと、いい感じです。

ベルガモットの香りは温度が高まった方が強くなるので、ミルクとの相性はさらによくなるようです。

朝の目覚めなどにアールグレイをミルクティで飲むと、フレッシュでさわやかなベルガモットの香りが眠気を吹き飛ばしてくれるでしょう。
h2>ダイエットにいい、話題の黒烏龍茶

黒烏龍茶が普通の烏龍茶と違うのは?

テレビのCMやドラッグストア、スーパーなどにも置いてある黒烏龍茶。耳にはするけど普通の烏龍茶とはなにが違うのか気になりますよね。もともと烏龍茶と緑茶は同じ茶葉から抽出されています。

黒烏龍茶とは、普通の烏龍茶から脂肪の吸収を抑える成分を抽出し、その成分を烏龍茶に加えたものが黒烏龍茶になります。大まかにいうと濃い烏龍茶です。

なので飲んでみると少し濃いかな?と感じる人がいるかもしれません。でも普通の烏龍茶よりも脂肪の燃焼効果も高いので飲んでみる価値ありです。

おすすめの飲み方

食事中に飲むのがおすすめ

黒烏龍茶は一日に350ML飲むことが推奨されています。小さいペットボトル1本分ですね。これくらいなら1日1本飲みやすいです。1日2回に分けて飲むとよりよいとされています。

食事中によりよい効果があらわれるので朝食のときと夕食のときに食事中にのめば効果てきめんです。普通の烏龍茶も油を洗い流す効果があるので焼肉を食べるときにいっしょにのむといいですね。

でも、これだけ手間をかけて黒烏龍茶をつくっているので値段は張りますが痩せる効果があると思えば買っちゃいますね(笑)

プーアル茶もダイエットに効く

ダイエットだけじゃない効果

プーアル茶は中国が原産地の中国茶です。茶葉を発行させる過程で痩せる成分を生成し脂肪吸収を抑える効果が期待されています。

中国茶の中ではプーアル茶が一番体への刺激が少なくて健康維持に最適だといわれています。プーアル茶には脂肪を燃焼させる効果と脂肪の吸収を妨げる効果があるといわれています。

また、プーアル茶には食事に含まれる脂肪をそのまま体外に排出させることができるといわれています。ということは高血圧や心疾患、脳梗塞などの生活習慣病を予防することができます。

どちらを飲むのがおすすめか

手軽なのは黒烏龍茶

黒烏龍茶とプーアル茶、どちらがおすすめか。この二種類のお茶は同じ茶葉からできているのですが製造工程からでるダイエット成分は違うものです。

脂肪の吸収を妨げる成分はプーアル茶のほうが断然多く配合しています。ですがプーアル茶はなかなか売っていないですよね。コンビニでは見かけたことありません。また値段も結構張るのです。

手軽さからいえば黒烏龍茶、効果でいえばプーアル茶といったところでしょうか。

紅茶の生産地と種類

世界三大紅茶

紅茶は、20数ヵ国で生産されています。これだけでお茶の世界の全生産量の約70%を占めているといわれています。

紅茶は、同じ茶の木ですが、産地の気候風土によって、品質や香味にそれぞれの個性が生まれるそうです。

その結果、産地名がそのまま銘柄として使われることになったわけです。
品種そのものは二種類に大別できるそうです。

熱帯性の喬木大葉種

タンニン量が多く、香味も濃厚なアッサム種です。

温帯性の潅木小中葉種

これは中国種ですが、日本の茶もこちらになります。

インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「祁門(キーモン)」は世界三大紅茶といわれます。

主な産地

ケニア

マウントケニア山麓にあるケリチョ、ニエリ、ナンディ、ソティック地区が主産地です。ほとんどがCTC製法の紅茶です。

セイロン茶に似たコクがあって、若い葉はフレッシュな香りがするのが特徴です。ブレンド用にも広く世界で使われているそうです。

ニルギリ

南インドのガッツ山脈の高原産の紅茶です。セイロン紅茶に似た特有な芳香がします。やわらかな味で、レモン、ミルクなど何にでも合うようです。

ダージリン

北インド・ヒマラヤ山系の高地で作られます。独特の香りは紅茶のシャンペンともいわれています。

ダージリン紅茶は、一般に茶葉が大きいタイプで、熱湯の中で葉が十分開くまでに時間がかかります。そのため、入れてから3~5分は待つ必要があります。

アッサム

北インドのアッサム地方でとれます。濃厚な味と香りが特徴で、コクがあるので、ミルクが合います。

スリランカ

スリランカの南部の中央山脈一円で産出されます。最高地ヌワラエリヤを中心にウバ、ディンブラ、ディコヤ等があり、その高度によって品質のランクが分かれているそうです。

インドネシア

ジャワ、スマトラ、スラウエシ等で栽培されていて、色は明るく、マイルドな味が特徴です。

キーモン

中国安徽省南部でとれる紅茶です。明るい色と自然なスモーキーな香りが特徴です。

その他の産地

紅茶生産国としてあげられるのは、東アフリカのウガンダ、タンザニア、マラウイ、モザンビークなどです。南米の一部でも生産されていて、主としてブレンド用に使われているそうです。

世界の茶の飲み方

生茶をそのまま使う

ベトナムのハノイ周辺の田舎でのお茶の飲み方は、茶の生葉を採ってきてそのまま揉んで軟らかくして使います。

それを熱湯の入ったポットの中へ入れて2~3分待ち、茶碗に注いで飲むわけです。

日干し茶

茶の小枝ごともぎ取ってきたものを日陰干しにします。この葉をやかんなどに入れて煮こんで飲む方法です。

これは、中国の少数民族で見られる飲み方だそうです。茶の加工としては日陰干しをするだけで、自然に最も近い加工法です。

竹筒茶

中国の雲南省の少数民族で見られる方法です。昔の日本にも見られたそうです。

竹筒の二節を切り取り、下の節を残して水を入れます。それを炉端に立てて火焙りして湯を沸かすのです。

この湯の中へ生の茶の葉を両手で3~4回揉んでから入れて煮るわけです。

煎じ茶

日本では茶のことを煎茶と呼びますが、本来の煎茶は煎じて飲む茶のことです。

中国の北方では煎じ茶が一般的で、漢方薬の煎じる方法と同じです。

水の温度によって違うお茶の味

昔からお茶に合う水は軟水だといわれてきたそうです。

水の硬度の表し方

水の硬度は、水中のカルシウム塩とマグネシウム塩の総和を炭酸カルシウムの量に換算した値で示します。

水1リットル中に炭酸カルシウムが1ミリグラムあるとき、硬度1とすることになっています。そして、硬度200以上を硬水、硬度100以下を軟水と呼んでいるのです。

日本の水の硬度は20~80程度が多く、軟水が普通です。しかし、ヨーロッパの水は200~400の硬水が多いそうです。

軟水でお茶を入れると、茶の成分が抽出されやすく、旨味や渋味、苦味がバランスよく出てきます。これによって、日本茶本来の味が引き出されます。

しかし、硬度が低すぎて10以下になると、苦味、渋味を強く感じるようになってしまい、日本茶には向いていません。日本茶には、硬度50~80程度の水が適当だといわれています。

紅茶も軟水の方が美味しく飲めます。硬度が300程度になると、色が暗色になってしまいます。ウーロン茶は比較的水の影響は受けにくいといわれています。

沖縄を代表するお茶、さんぴん茶

さんぴん茶なしでは語れない沖縄

琉球王朝時代から、沖縄では広く飲まれてきたお茶です。沖縄で料理店に入ると必ず出てくるのがさんぴん茶です。

沖縄では、さまざまなメーカーからさんぴん茶が商品化されていますが、ペットボトルや缶をはじめ、茶葉、煮出し用のティーパックと色々な種類が販売されています。

ルーツは中国のジャスミン茶

さんぴん茶という名称は、ジャスミン茶が由来だとされていわれています。中国語の香片茶を中国語で発音するとシャンピェンチャーとなるからだとか。

ところで、さんぴん茶の語源はジャスミン茶ですが、実は同じお茶ではないのです。

ジャスミンの香りは同じですが、茶葉の種類が異なります。

茶葉の種類が異なる

ジャスミン茶とは、緑茶を代表とする不発酵茶に、ジャスミンの花の香りをつけたお茶ですが、さんぴん茶は、ウーロン茶と同じような半発酵茶に、ジャスミンの香りをつけたお茶になります。

お茶には不発酵茶と発酵茶、さらに半発酵茶があります。緑茶は不発酵茶、紅茶は発酵茶、烏龍茶が半発酵茶です。

茶葉を発酵させると香りが増加して、渋みとコクが生まれるのですが、さんぴん茶は半発酵茶だということです。

さんぴん茶の効果効能

さんぴん茶の茶葉はウーロン茶の茶葉ですから、さんぴん茶にもカフェインが含まれています。カフェインによって、脳が活性化します。

ただし、カフェインの過剰摂取による害もあるといわれています。飲み過ぎには十分に注意する必要があります。

一日250~300mgを長期間摂取すると、頻脈や睡眠障害などの発生リスクが上昇する可能性があるといわれています。

さんぴん茶の淹れ方

・80度くらいのお湯を急須へ入れる。
・さんぴん茶の茶葉を淹れて蒸す
・さんぴん茶を注ぐ

茶葉は冷暗所で保存します。一度開けたら、なるべくは早めに使い切った方がいいようです。茶葉は空気に触れると参加してしまい、少しずつ味が落ちて来るそうです。

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