新鮮なサンマ・エビの魚介類を焼いて楽しむのは美味しいですね。カセットコンロを使用して、魚焼き器を使ったり、七輪のように料理をすることは安全でしょうか?
結論から言いますと、カセットコンロを使って魚焼き器を操作すると、熱がこもり、ガスボンベが過熱し、爆発の危険があるため、これは禁止されています。カセットコンロを安全に使用するためには、以下の注意点があります。
カセットコンロでの焼き網の使用は制限されていますか?
カセットコンロは土鍋でお鍋や湯豆腐を楽しんだり、焼肉を調理するなど、多目的な調理器具です。
ですが、カセットコンロで魚焼き器やセラミック付き焼網を使用していませんか?
実は、カセットコンロで使用が制限されている調理器具が存在します。魚焼き器やセラミック付き焼網などは、輻射熱によってカセットコンロ内で熱がこもり、ガスボンベが過熱し、爆発の危険性があるため、これらの使用は禁止されています。
輻射熱は深部を高温にする特性があり、これらの強力な調理器具がカセットコンロのガスボンベに影響を及ぼす可能性があるのです。
また、石板、陶板、セラミック製の焼肉器具や、ガスコンロの代わりに使用できる省エネリングなど、アルミホイルで覆うような焼き網なども絶対に使用しないでください。
カセットコンロを使用する前に知っておくべき注意事項
大きな調理器具を使用する際は、ガスボンベカバーに気をつけてください
カセットコンロには、使用できる鍋の大きさがタイプによって制限されており、これよりも大きな鍋や広い鉄板を使用すると、熱がこもり、ガスボンベが過熱し、爆発の危険性があることに注意してください。
使用する前に、カセットコンロのタイプと鍋の大きさを確認しましょう。
狭い場所や換気が悪い場所での使用は避けてください
テント内や車内などの狭い場所や、窓や換気扇のない換気が悪い場所での使用は危険です。酸素不足になり、一酸化炭素中毒の原因になる可能性があります。
アウトドア用カセットコンロは室内で使用しないでください
アウトドア用のカセットコンロを室内で使用することは避けましょう。アウトドア用のカセットコンロには、安全機能である「不完全燃焼防止装置」や「自動消火装置」が必須でないため、室内での使用は一酸化炭素中毒の危険性があるのです。
カセットコンロで焼き網を使用する場合、専用プレートを使用してください
カセットコンロで焼き網を使用することはできませんが、焼き網を使いたい場合、カセットコンロ専用の焼き網プレートがおすすめです。
焼き網プレートは二層構造で、上層に網があり、下層に水受け皿があります。このプレートを使うことで、遠赤輻射熱と水蒸気の効果で、美味しい焼き物を楽しむことができます。
焼肉グリルプレートやたこ焼き用プレートなども用意されており、焼肉グリルプレートは焼き網専用プレートと同じ構造で、上層の鉄板に穴が開いており、余分な油が水受け皿に落ちる仕組みになっています。
たこ焼き用プレートは焦げ付きにくいフッ素加工で、簡単に料理を作ることができ、カセットコンロの用途が広がります。
まとめ
プロパンガスや都市ガスは専用のコードを通じて供給されますが、カセットコンロはガスボンベが横に設置されています。使用方法を誤ると爆発事故につながる可能性があるため、慎重に取り扱いましょう。
また、寒い冬などに狭い場所で窓や換気扇を忘れると、一酸化炭素中毒の原因になる恐れがあるので、細心の注意を払い、事故を防ぐようにしましょう。カセットコンロを使用する前に、禁止事項や注意事項を再確認することをお勧めします。