糖質制限ダイエットによる極端な糖質不足は危険、大切なのは、バランス

我流糖質制限ダイエットに注意

糖質制限が危険な理由とは

最近、糖質制限ダイエットが話題になっています。しかし、過剰に糖質を制限すると、体に不調が生じることはあまり知られていないようです。

糖質不足になってしまうと、さまざまな症状がおこります。簡単で確実に痩せるという話につられて、安易に糖質制限ダイエットをすると、問題が起こるわけです。

糖質そのものは、三大栄養素のひとつ、炭水化物から食物繊維を除いたものです。これは、体には欠かせないエネルギー源なです。極端な制限によって生じる問題はいくつかあるといわれています。

1.筋肉量が減ってしまう

糖質はエネルギー源になりますが、不足すると体は必要な血糖を維持しようと働きます。

そのために、筋肉を分解してアミノ酸にして、そこから糖質を作り出して、エネルギーとして使用するのです。

その結果、筋肉量が減少していき、さらに基礎代謝も低下してしまい、痩せにくく、リバウンドしやすい体になる可能性があるといわれています。

2.心に悪影響

脳のほぼ唯一のエネルギー源はブドウ糖です。このブドウ糖は糖質から作られるので、糖質不足の状態が、集中力の低下を招き、イライラしたりする原因になるそうです。

また、副交感神経の働きと関わるセロトニンなどの脳内物質の分泌が減ってしまいます。

その結果、不眠症や体内時計の乱れといった症状が現れ、ストレスを抱えやすくなるといわれています。

さらに深刻なケースも

ケトアシドーシスとは?

糖質不足がもっと深刻な症状を引き起こすことがあります。それは、糖質不足が続くことで、ブドウ糖が枯渇し、脂質を燃焼してエネルギーを作ろうとすることから起こります。

じつは、代謝産物として産生されるケトン体という物質が問題の元凶です。糖質の欠乏状態が続いて、その結果作られたケトン体が多くなりすぎて、ケトアシドーシスに陥るのです。

ケトアシドーシスとは、ケトン体が増え過ぎてしまい、血液や体液が酸性に傾き、気持ち悪くなって、嘔吐などの症状が現れます。極端な場合、昏睡状態まで起こるそうです。

ふつう、健康な人では、ケトアシドーシスになる可能性は低いそうですが、1型糖尿病のせいでインスリン分泌量が少なかったりすると、確率が高くなるそうです。

糖質が利用される仕組み

体に備わる仕組みを理解する

まず、炭水化物は非常に大切だということです。それは、エネルギーの源だからなのです。

糖質が消化される仕組みをグルコース代謝といいます。これは、ATP=アデノシン三リン酸と呼ばれるエネルギーを作り出す化学変化を引き起こすのです。

体内の細胞はATPによって作られた化学エネルギーを使って、さまざまな活動を行っているのです。

デンプンはグルコース分子とよばれる糖質を形成する分子がつながっています。これを食べると、体は酵素を使って、分解します。

デンプンは消化吸収するまでに、砂糖のような単糖食品よりも時間がかかることになります。

また、余分なデンプンがあると、グリコーゲンとして、その多くが肝臓と筋肉に保存されることになります。

さらに、血中にグルコースが多くあると、インシュリンが多く出て、身体にグリコーゲンとして、保存するように指令が出されるわけです。

糖質によって肥満になる仕組み

食べ過ぎが怖いだけで適度が重要

この、グリコーゲンの保存に限度があると言うことが重要なのです。それは、肝臓や筋肉に蓄えきれなくなった余分なグルコースが脂肪に変化ことです。

これが炭水化物を食べすぎると太るという仕組みになります。この脂肪を作りたくないがために、糖質制限ダイエットで、脂肪細胞を作らないようにするわけです。

もし、身体に炭水化物が不足すると、代わりに脂肪の代謝エネルギーで動くことになります。

しかし、その反応は、別の化学反応になり、副産物もできるのです。さらに、炭水化物がないと、繊維不足に陥る可能性も増えてきます。

繊維質、例えばセルロースは、健康的な腸の動きを促進してくれるそうです。また、水溶性の繊維質は、LDLコレステロールレベルを下げてくれます。

このように、炭水化物は恐れるものではなく、大切なものなのです。これを制限してしまうことで、生じるデメリットの方にもっと目を向けるべきなのです。

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