風疹の原因と症状、妊娠中の感染によって赤ちゃんに障害が起こるわけ | 楽しいことが一番大切

風疹の原因と症状、妊娠中の感染によって赤ちゃんに障害が起こるわけ

風疹は妊婦にかかると胎児に恐ろしい影響がある

大切な家族を守るのは親の責任!風疹は予防すること!

風疹ワクチンは弱毒生ワクチンであるため、ワクチンウイルスによって自分自身に風疹を発症させることはまれで、かつ感染症状もごく軽いことが知られています。

体内でのウイルス増殖は限られたもので、他人に感染を起こさせることはほとんど考えられません。

風疹ワクチン接種後3週間以内に、接種を受けた人の喉から一過性にワクチンウイルスの排泄が認められることがありますが、ワクチンウイルスが周囲の人に感染したとの確かな報告はこれまでにありません。

むしろ、接種を受けていない家族が自然感染し、そこから妊婦が感染するほうがリスクは高いです。妊娠中は風疹の予防接種を受けられません。

免疫のない女性が妊娠初期に風疹にかかると、風疹ウイルスが胎児に感染して出世児に先天性風疹症候群とよばれる障害を引き起こすことがあります。

あなたは大丈夫?

風疹ワクチン接種の現状

大人の男性の間で風疹が大流行しています。咳や会話などの飛沫で感染します。発疹などの症状が出る2~3日前から周囲に感染してしまいます。発症する人の約8割が男性で20~40代が多いです。

妊娠中の風疹を防ぐために昭和52年以降、女子中学生を対象に風疹ワクチンの集団接種が行われていましたが、平成6年に予防接種法が改正となって、平成7年4月から男女中学生と男女幼児が摂取することとなったものの、学校での集団接種ではなく、医療機関での個別接種となりました。

親が医療機関に連れて行かなければ予防接種は受けられないという状況になり、中学生の風疹ワクチンの接種率は大幅にダウン。

特に昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれの人たちは風疹の予防接種を受けていない人が多いです。30~40代の男性は20~30%が抗体を持っていないといわれています。

予防接種と子作りの関連

男性は受けるべき!女性はなるべく妊娠がわかる前に

妊娠をする前に医療機関で風疹の抗体の有無を調べてもらうか、抗体をすでに持っていても接種可能のため、分からないなら改めて接種するのがよいでしょう。

接種する時期は整理期間中かその直前直後で妊娠していないことが確実な時期。接種後2か月間の避妊が必要ですが、接種してから生理が2回くるまでと考えてください。男性は予防接種しても避妊期間は不要です。

一般的にワクチンは不活化ワクチンと生ワクチンに分類されます。風疹は生ワクチンです。生ワクチンとはウイルスや病原菌を弱らせてはいるものの、生きている状態で接種します。

病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られ、毒性を弱められたウイルスや細菌が体内で増殖して免疫を高めていくため、接種の回数は少なくて済みます。

計画的な接種が万が一を防ぐ

自分は大丈夫はないという自覚を

十分な免疫ができるまでに約1か月必要です。ワクチンで胎児が感染してしまうと大変なので、免疫がついて弱毒化風疹ウイルスが完全に体内から消えるまでは避妊してもらうということです。

風疹ワクチンによって免疫がつくと、その抗体は赤ちゃんに移行します。抗体は生後半年ほど持続しますので、先天性風疹症候群だけでなく出征後の赤ちゃんの感染も防ぐことができます。

できるだけ早く自分の抗体を知り、家族の安全を守りましょう。関心がない相手なら悔いが残らないようパートナーを説得しましょう。