シングルマザーの貧困、自業自得、負け組?本当にお金がない辛さ

父親の役も母親の役も担う

様々な理由があって・・・

ひとり親世帯などという言葉は最近では、あまり珍しくありません。その家庭毎の様々な理由があっての、ひとり親世帯。

しかし、理由があっても、片親でやっていくというのは難問にぶつかることが多く、一人で解決していかなければならないと思いがちです。しかし、子供を守らなければ。これが一番強い気持ちだと思うのです。

この気持ちがあるからこそ、耐え抜けるものがあるのでしょう。こうして頑張っている方々がいるからこそ、日本の社会はもう少し考えることがあるのではないでしょうか。

現状のシングルマザーの貧困率

世界的に見ても割合が高い

日本では、ひとり親世帯の9割以上が母子家庭と言われているようです。所謂「シングルマザー」になります。

世界的に見ても、日本は先進国の一つです。その先進国の中でも日本のシングルマザーの貧困率は、例え就業していても6割以上ともいわれています。他の先進国に比べ頭一つ分ほど割合が高いと言われています。

なぜ日本だけこのように貧困率が高いのでしょうか。それはどうしても就業できないや、正社員でフルタイムでの労働ができないなどの理由からともいわれています。

確かに、例え夫婦そろっていて、子供の手が離れたのでパートに出る母親なども、子供の病気などで勤め先に気を使わなければならないなどもあります。

残念ながら理解してもらえない勤め先もあります。そういった点など含めて、フルタイムで働くのは厳しいのもあるのではないでしょうか。

では、実際にはどの程度シングルマザーは就労に対して厳しい状況に置かれているのでしょうか?

父子世帯と母子世帯との違い

男性と女性の社会的地位の違い

まず、父子世帯と母子世帯では就業形態の割合が違いを生んでいるようです。父子世帯から見てみると、父子世帯の場合正規社員は6割以上、そのほかに自営などがあります。

父子世帯の全体から見ても非正規雇用の割合は極めて低いと言われているそうです。しかし、母子世帯の場合、正規社員が4割、パート、アルバイトなどが4割となっているようです。

派遣の雇用契約をしている人を含めると、ほぼ半数が非正規雇用とされています。非正規雇用となると、正規社員と比べると様々な面で制限があります。

例えば給与問題など・・・フルタイム勤務がしたくてもできない、残業ができないなど・・・こういった点で、シングルマザーの貧困率が、先進国の中でも突出していると言われるようです。

また、離婚の場合夫からの養育費があるのではないかと思いますが、実際では養育費を現在も受けていると答えた方は2割弱程度に収まっているそうです。

更に、平均月額が4万円ほどともいわれているそうです。子供が幼稚園や保育園に行っている場合だと学費ですべて飛んでしまうようなレベルです。

しかし、シングルマザーになる理由に離婚だけではなく、死別や未婚などの場合もあります。そういった離婚ではない「死別や未婚」のシングルマザーの割合は2割以上と言われています。

しかし、こういったことからシングルマザーになってしまった場合、養育費を払いってくれる夫が存在しないことになります。そういった点で、養育費を受けられないなどの問題がある場合もあります。

お金がないから負け組?

幸せのカタチは人それぞれ

やはり、どの場合を見ても、シングルマザーというのは厳しい面に置かれているのが解ります。現に、明日のごはんのお金すら出せない、生活が厳しすぎて子どもと心中してしまったなどという事件も過去にはありました。

子どもの学校に必要な文房具のお金や集金なども出せないなど・・・しかし、なりたくてなったわけではないシングルマザーの方はとても多いと思います。

それなのに「どうしてこの結果になるのが解っていて別れたの?」なんて言われるとさらに辛いですよね。

その家庭その家庭、様々な問題や様々な生き方があります。苦しくてもつらくても、悲しくても、負けずにやっている方々は多いと思います。

そして、シングルマザーになった理由からも苦しくても幸せになれた方も見えます。その人たちに負け組なんていう言葉を投げつけるのはどこか失礼ではないだろうかと思いました。

貧乏だから負け組、親が片方だから負け組、それは周りが勝手に決めつけたことではないでしょうか。まず、家庭に勝ち負けなんてランクをつけるのが不思議だなと思いました。

ひとり親世帯は貧困層、そんな風に思われなくて済む社会を望みたいですね。

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