道の駅の車中泊禁止でトラブルが絶えないわけ、できるかの確認は必須 | 楽しいことが一番大切

道の駅の車中泊禁止でトラブルが絶えないわけ、できるかの確認は必須

道の駅を使って全国旅行がブームになったけれど・・・・

道の駅での車中泊がどんどん禁止になっていっているという

2018年4月末の時点で、「道の駅」は1145駅の登録があり、年間55万人を超える観光客が利用しています。
平成5年に創設された制度で、市町村等からの申請の基づき、国土交通省道路局で登録を行っています。税金によって設置されている国土交通省管轄の公的施設です。
安全で快適に道路を利用するための道路交通環境の提供、地域のにぎわい創出を目的とした施設で、“地域と共につくる個性豊かなにぎわいの場”が基本コンセプトです。
また道の駅には
・24時間無料で利用できる駐車場、トイレなどの「休憩機能」
・道路情報、観光情報、緊急医療情報などの「情報提供機能」
・文化教養施設、観光レクリエーション施設などの地域振興施設と交流を図る「地域連携機能」
の3つの機能があります。
一般道路のサービスエリアに相当するもので、地元の名産品即売所を設けるなど工夫を凝らし、遠方からわざわざ遠回りして立ち寄るドライバーも多いようです。

利用する目的に気を付けて

仮眠はOK

ドライバーのための「休憩所」であって「宿泊所」ではありません。道の駅の駐車場は無料なので、車中泊をしても駐車料金はかかりません。
好きな時間に停めて好きな時間に出発という時間の制約がないということから、このような手段を選んでドライブ旅行を楽しむ人が増えています。
公的には深夜に駐車している車のドライバーは「車中泊ではなくあくまで仮眠中」と好意的に解釈されていて、取り締まりの対象にはなっていないのです。
仮眠とは時間帯に関わらず、長くても5~6時間程度、宿泊となると夕方から夜に駐車場に入り、朝7~8時頃まで駐車場を占有することと位置付けられています。
そんな中、車中泊を禁止するべくポスターを掲示したり、注意を促すポップを立てている道の駅がいくつかあり、利用者のマナーに警鐘を鳴らしています。一体、何が起きているのでしょうか。

目立つマナー違反

違反行為に対する自覚が欠けている

長時間、中には3か月近く駐車スペースを占有して滞在、駐車場でBBQをする、洗面所で炊事、洗濯ものを干すなど平気で行う迷惑行為が目立つようになりました。
ひどい時は、トイレで魚をさばいて洗面所を詰まらせる事態も起きています。
このような行為をする当人たちは、表向きは車中泊してはいけないことはわかっているが、実際常識の範囲内でやっていて、他人に迷惑をかけていないと思っている人が多いのです。
しかし、やっていることはキャンプ場といっしょです。テントの設営、いすやテーブルの設置、車外の調理はもってのほか、マナー違反です。
利用者が、休憩と宿泊の線引きがはっきりできていないこと、車中泊を堂々と行っても仮眠だと言われればそれで終わってしまうため、他の観光客が利用できなくなるという考えをぜひ心に留めてもらいたいですね。
今では車中泊を歓迎した道の駅もできているようなので、事前に調べてから利用しましょう。