認定こども園の意味、認定区分の種類と保育園型や幼稚園型との違い | 楽しいことが一番大切

認定こども園の意味、認定区分の種類と保育園型や幼稚園型との違い

認定こども園って一体どういう所なのか

就学前教育・保育で保育園や幼稚園の両方の特徴を備えている

今の日本では当たり前のように、小学校入学前の子どもは幼稚園か保育所に通いますよね。仕事をされている方は保育所に、されていない方は幼稚園にお子さんを預けることが多いでしょうか。

では、最近耳にすることが増えてきている「認定こども園」というのは、私たち保護者にとってどのようなものなのか、…少し見ていきたいと思います。

幼稚園?保育所?認定こども園?

認定こども園とは

わが家の娘たちは、二人とも幼稚園に通わせました。その頃私は仕事をしていなかったのと、私が幼稚園に勤めた経験があり、勝手が分かっていたこともあったからです。

そんな中、働くママ友さんたちはやはり、預かり時間の長い保育所に通わせていました。ではここで、あまり聞きなれない「認定こども園」はどのような位置づけなのか、みていきましょう。

「認定こども園」とは、「日本の幼稚園及び保育所等における小学校就学前の子どもに対する保育および教育並びに保護者に対する子育て支援の総合的な提供を行う施設で、都道府県知事が条例に基づき認定するもの」とされています。

幼稚園の教育と保育所の保育に加えて、保護者に対する支援まで打ち出されているので、かなり手厚いんだろうと想像できますね。

また幼稚園は3歳からで文部科学省の管轄、保育所は基本的に0歳からで厚生労働省の管轄なのでどうまとめるのか…と思っていましたが、この両方を併せ持つ「認定こども園」は内閣府の管轄なんだそうです。

そして対象は、幼保の機能を併せ持つため、0歳から受け入れられるそうです。核家族化が叫ばれ、より幅広い子育て支援が求められている今の世の中で、嬉しいきっかけになるのではないかなと思います。

「認定こども園」の特色

メリットとデメリット

次に「認定こども園」のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

0歳から就学前の子どもが一堂に会するため、保育所同様に異年齢交流が盛んになります。意欲的に縦割り保育を取り入れる園も多く、年長児が未満児の世話をすることにより、お互いが成長するきっかけにもなります。

また、仕事を続けたい女性、始めたい女性が、園を変わることなく、子どもが通いなれた園でそのまま教育や保育を受けることが出来るのです。

親の就労の有無に関わらず利用できる「認定こども園」ならではのメリットと言えるでしょうね。

デメリット

幼稚園がもともと平日に行事が多いため、「認定こども園」でも名残が残るところも多く、働くママには参加出来ないこともあるようです。

また、働くママと、働かないママとの温度差があることも無視できません。

子ども間、ママ間にそれぞれ生活スタイルの違いがあったり、登園時間のズレがあったりします。さらには、仕事を持たないママに負担が増えてしまいそうな厄介な役員決めの問題も出てくるでしょう。

「認定こども園」が浸透していくには、このあたりの問題をひとつひとつ解決していくことが大切になってきます。

まとめると

わが子に合った園選びを

昨今言われる少子化や核家族、待機児童問題などの多くの課題がある中で、育児を担う若い夫婦が「子どもを生みたい」「もうひとり育てたい」と思えるようなケアや制度を少しずつでも整えていけるといいんじゃないかと思います。

この「認定こども園」に今、そのあたりが期待されているのだと思うんです。

子どもひとりひとり違ってあたりまえ。園によっても、自治体によっても独自の基準を設けているところがあるようです。

お住まいに地域で色々比較検討をしたうえで、自分たちの生活スタイルに、そしてわが子に一番合った園を選んであげてくださいね。