断捨離の意味、名前の由来、終活における身辺整理、やり方のコツ | 楽しいことが一番大切

断捨離の意味、名前の由来、終活における身辺整理、やり方のコツ

終活と断捨離、誰しもいつかは来る別れ

命を全うするという事につきもの活動

最近、メディアでもよく聞いたり目にしたりする「終活」、「断捨離」。人の命は永遠ではありませんから、年を召した方であれば一度は考えたことのある言葉ですよね。

しかし、実際のところ終活を考えたうえでの断捨離というのはどのようなタイミングで、そしてどの年齢辺りから考え始めるとベストなのでしょうか?

終活、そして断捨離

遺された家族への配慮

終活を考えた断捨離というのはどこか寂しいものですよね。自分の物を減らしていくというのはどこか物悲しいものです。

まさに死に向かって準備をしているようでなかなか前向きに考えられないものでもあります。

しかし、この終活での断捨離というのは遺された家族への配慮とも考えられるそうです。それは何故かというと、遺品整理という言葉が関連してきます。

家族の誰かが亡くなってしまった場合、残された家族にとって遺品整理はしなければならないことの一つなんです。

もし、生前に終活を考えた断捨離を行っていなかった場合、遺族は、遺品として残す物、残さない物の区別がしづらい上、物が多ければ多い分労力も金銭的な面でも負担が大きくなります。

逆に断捨離をしていた場合、遺品整理はスムーズになり、遺族の負担も減ります。そういった意味では、終活での断捨離というのは遺された家族への配慮の一つになると言われているそうです。

終活を考えた断捨離

自分の意志で処分する

では、実際断捨離をする場合どのようなポイントがあるのでしょうか。雑貨やCD、本、家具、様々なものが有りますが、まずは今使っていないものは処分という事です。

要らないものは捨てる、要るものは残す、シンプルな話ですが自分の意志でしっかりと判断をして処分するというのが大事だそうです。

その中でも思い入れの強いものや思い出の品などが出てくると思います。こういったものに手をかけるのは心苦しいものですが、このようなものも断捨離の対象です。

ここで、一度自分と向き合ってしっかりと見定めているもの要らないものと分けていくのが良いと言われています。例えコレクションしていたものでも要らないと思えるのであれば思い切って処分してしまいましょう。

特に片づけてそのままで溜まりがちと言われるのが年賀状。ここ1~2年以内の物は残し、それ以外は処分すると良いとされています。

先ほどから処分と言っていますが、処分方法は様々にあります。どうしてもゴミの日のイメージになってしまいがちですが、ゴミに出す以外にも「フリマに出す」、「リサイクルショップに売る」、「知人に譲る」などという手もあります。

物をゴミにしてしまうのも、ゴミにせずに生かすのも自分の意志で決められるというのもある意味嬉しいことかもしれませんね。

また、遺品整理業者に頼むなども良いとされていますが業者に頼む際は、要注意な点もあります。いい加減な業者にあたったり、後ほど追加料金を取るようなシステムの業者であったりする場合があります。

業者を入れる際はよく考えて、周りの意見も聞いて、その業者のシステムなどを何度も確認してから頼むようにするなど用心深くいく方がトラブルを未然に防ぐまたは回避できるかと思います。

しかし、この断捨離はやりすぎは禁物と言われています。やりすぎというのは「不動産関連の書類」、「通帳」などの自分の資産に繋がる書類に関してです。

この辺りは、絶対に処分してはならない書類ですので、必ず確認しつつ、大事にしておきましょう。

終活を考え始める年齢

早ければいいものでもない

若くから終活を考えるというのは決して悪くはないとは思いますが、あまり若くから終活の断捨離などをすると後々後悔するタイミングも多いかもしれません。

その為、40~50代の年齢で始める方も見えますが、一つの目安としては60代後半~とされているようです。あまり歳を召してからになると動きが鈍くなりがちなので、身体が動く歳あたりがベストなのでしょう。

終活の断捨離は自分の為でも、家族の為でもある、遺された家族に対しての愛情の一つと捉えることもできるのかもしれません。