子供が夜中に痒がる、痒みの原因は
子供が痒がる原因は様々
子供が夜中に痒がって眠れない姿を見るのは、親としてもツライものです。何とかして、寝かせてあげたいと思うのは当然の親心でしょう。
子供の痒みの原因として、真っ先に考えられるのがアトピー性皮膚炎です。乳児期は頭や顔、首周りを中心に湿疹が出てきます。幼児期以降は、関節の内側などに発疹が出るようになるのが特徴です。
あせもも、子供が痒がる原因として考えられます。あせもは、汗を出す汗管に小さな水泡ができる病気です。そのため、汗をよくかく部分に水泡が集中するのが特徴です。
とびひは、目や鼻、口の周りから全身に広がるのが特徴です。黄色ブドウ球菌による感染が原因です。
寒い時期なら、しもやけの可能性もあります。手足の指先などが、血行障害によりうっ血して腫れあがり、痒みを伴います。
これらの他にも、肌の乾燥などでも痒みを伴う場合があります。
アレルギー性皮膚炎の可能性
アレルギーの原因を特定しよう
子供の痒みの原因には、アレルギー性皮膚炎の可能性もあります。アレルギー性皮膚炎の場合は、早めにアレルギーの原因物質を特定して、それを取り除くことで症状の発生を抑えることができるようになります。アレルギー物質の特定は、病院で行うことができます。
夜中に、発症するアレルギー性皮膚炎としては、石鹸や洗剤などのアレルギーが考えられます。パジャマやシャツに残っていた洗剤が汗によって溶け出してアレルギーを引き起こすのです。
対処法としては、すすぎをしっかり行うことや、洗剤を変えてみるなどがあります。
ダニ退治をしよう
ダニが痒みを引き起こす可能性
子供が寝る布団に、ダニがいる場合は、痒みを引き起こす可能性があります。ダニが子供を刺して、発疹のようになります。
この場合は、布団を清潔にして、ダニ退治をすることで劇的に良くなります。
ダニ退治は、布団たたきではダメです。布団たたきでは表面にいるダニしか落とすことはできず、逆に布団の奥にダニが逃げることになってしまいます。
おススメは、布団クリーニングや布団専用の掃除機でマメに吸い取ると良いでしょう。ダニの死骸は、アレルギーの原因にもあるので、注意が必要です。
子供が痒がる時の対処法
夜中の痒みを抑えるには
子供が痒がる時は、皮膚科を受診して、症状を特定し、最適な薬を処方してもらうことが何よりです。塗り薬で、症状が劇的に改善します。
症状が出始めた頃は、まだ薬もないので、困ってしまいます。そんな時は、少し体を冷やしてみると良いかもしれません。
汗をかいている場合は、しっかりと汗を拭いてあげてください。そして、布団をかけず、少し体を冷やすのです。
身体が温まると、血行が良くなり、それで痒みを誘発する場合もあります。この場合、身体を冷やすことで症状を抑えることができます。
ただあくまでも一時しのぎですから、早めに皮膚科を受診することをおススメします。