男性に大人気、ガンプラの秘密
ガンプラとは
男性であれば、一度は、ガンプラを組み立てたことがあるのではないでしょうか。ガンプラとは、人気アニメ「ガンダム」に登場するモビルスーツのプラモデルのことです。1980年にバンダイから販売されると、大人気になりました。
ブームの頃には、開店前の玩具店の前に学生の行列ができ、「ガンプラ狩り」という事件も起こったほどです。「ガンプラ狩り」とは、行列に並んでガンプラを購入した学生から、ガンプラを巻き上げる行為です。
マンガなどでも、ガンプラを取り上げた作品が次々に公開され、ブームを後押ししました。30年以上たった今でも、ガンプラには根強いファンがいます。
進化するガンプラ
ガンプラの種類
ガンプラは、最近ではいくつかのグレードに分かれています。
FG(ファーストグレード)
初心者向けの低価格帯モデル。価格は300円。縮尺は1/144。
HG(ハイグレード)
塗装不要が売りのモデル。価格は低価格モデルと高価格モデルの中間。
MG(マスターグレード)
内部メカやギミックまでを再現したモデル。縮尺は1/100。
PG(パーフェクトグレード)
発光ダイオードやダイキャストによる金属部品を使用したモデル。縮尺は1/60。
RG(リアルグレード)
実際の構造に近い設計を再現したモデル。関節の可動域は、シリーズ最大を誇る。縮尺は1/144。
他にも、デフォルメされたガンプラであるBBシリーズなど、種類は多岐にわたります。世代を超えて楽しめるプラモデルです。
組み立て時の失敗
対策について
ガンプラを組み立てる際に起こる主な失敗は、以下の3つでしょう。
パーツを間違える
ガンプラには、細かいパーツが沢山あります。その中には、似ているパーツもあるのです。それぞれのパーツには番号が振られています。
説明書をよく読んで、番号を確認しながら作るようにしましょう。見た目で判断すると、思わぬ間違いを引き起こしてしまいます。
うまくハマらない
パーツがうまくハマらない場合は、バリなどが当たっていたり、ポリキャップなどを挟んでいたり、パーツを間違えていたりする場合がほとんどです。焦ることなく、確認することで防ぐことができます。
破損してしまう
力任せにパーツをはめようとすると、破損してしまいます。基本的には、組み立てには、そんなに力を必要とすることはありません。
力を入れないといけない場合は、パーツを間違えていたり、何かを挟んでいたりする場合がほとんどです。
もし間違ってはめ込んだ場合でも、デザインナイフなどを使って分解することができます。「パーツオープナー」という専用の工具もあります。
塗装時のトラブル
失敗例と対策
今では、初めから着色されているガンプラも販売されていますが、当時は自分で色を塗る必要がありました。ただこの着色がとても難しいのです。
塗料には、油性塗料と水性塗料の2種類があります。それぞれ長所と短所があります。
油性塗料
速乾性ですが、シンナーのニオイがきつく、換気をしながら作業する必要があります。エアブラシなどに使用するのは油性塗料です。
ただ、筆を洗うのに専用の液が必要だったり、薄め液を使用したりするため、お金がかかります。
水性塗料
油性塗料よりもニオイがなく、ムラなく塗れるために初心者におススメです。筆も水で洗えるため、扱いやすいといえます。乾くのは遅いです。
もし、塗装に失敗した時は、薄め液に漬け込むことで、ある程度、塗装を落とすことができます。100均で売っている金属トレーに薄め液を入れ、塗装を落としたいパーツを漬け込むのです。
目の細かい紙ヤスリで削って落とすことも可能ですが、パーツを削り過ぎないように注意する必要があります。