中華蒸籠(せいろ)と和蒸籠の違い、素材やサイズ、料理での使い方は

蒸籠には2種類

中華蒸籠と和蒸籠

蒸籠というと、中華蒸籠をイメージする人が多いかもしれません。

アツアツのシュウマイや中華まんが蒸しあげられているイメージが浸透しているからです。

しかし、蒸籠には和蒸籠も存在します。「せいろそば」が乗っているアレです。

中華蒸籠とは、竹で編まれた底とフタが一体になっている蒸籠のことを指します。それに対し、和蒸籠は底の部分が着脱可能な「すのこ」になっている物をいいます。

どちらの、蒸し料理を作る際に使用されます。沸騰したお湯が入った鍋の上に蒸籠をセットすることで、水蒸気を通して加熱調理することが可能になります。

蒸籠の素材について

自然の素材

中華蒸籠は、一般的に円形の物が多いようです。そのため素材には加工しやすい木材が使用されています。多くの中華蒸籠は、竹やスギ、ヒノキを使用しています。

和蒸籠は、四角い形状が多いですが、その四角の部分にはスギやヒノキを使用します。中華蒸籠と異なるのは、その木材にウルシを塗っていることです。

これにより、より長持ちするようになっています。すのこの部分には、竹が使用されています。

蕎麦屋での和蒸籠

蕎麦が蒸籠に乗っているわけ

蕎麦屋のメニューでざるそばとせいろそばがあることに不思議を感じる人もいるでしょう。一見すると同じように見えるからです。最近では、どちらか一方のメニューしかない蕎麦屋も増えてきています。

昔の蕎麦は、蕎麦粉100%の十割そばが主流でした。ただこの十割そばは、とても切れやすく、うまく茹でることができません。

そこで、蒸籠を使用して蒸して提供するようになったのです。これがせいろ蕎麦の原型です。

その後、蕎麦粉につなぎを混ぜた二八蕎麦などが増えてきました。特に関東では細く白く長い蕎麦が重宝され、次第に十割そばが姿を消していったのです。

代わりに主流になったのが、蕎麦を茹でて提供する形式です。これは、ざるそばと呼ばれるようになりました。

お湯から上げて、ざるで水を切っている姿から名付けられたようです。和蒸籠は、たまたま水を切るのにも適していたため、そのまま蒸籠を使って提供しているようです。

中華料理における中華蒸籠

点心と中華蒸籠

点心とは、中華料理でいう軽食のことです。おやつなども点心に含まれます。

この点心の中には、ゴマ団子や杏仁豆腐などのおやつらしいものも含まれていますが、蒸し餃子やシュウマイ、小籠包なども含まれています。

最近では、中華の食べ放題などで、これらの点心も提供されるため、中華料理店では大量に蒸す必要があります。

そこで考えられたのが、大きな中華蒸籠の中に、点心を入れた小型の中華蒸籠を並べて蒸すと言う方法です。

この方法で、蒸しあがった点心は、小型の中華蒸籠に入れられたまま提供されます。フタを開けていないの、アツアツで提供できるといったメリットもあります。

中華蒸籠と和蒸籠。派生は違いますが、現在ではともに料理を乗せたまま提供されるという、奇妙な共通点があるんですね。

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