アクアリウムが大人気
魅力にハマる人続出!?
アクアリウムは水生生物(水中や水面、水辺に生息する生物)の飼育設備のことをいいます。
水槽の設備と水生生物の飼育をまとめて呼びます。水生生物からすると生活するうえでのお家になります。
大きさは様々で、水族館のような大型設備のものから個人の家に設置できるような小型のものまで多種多様となっています。
あくまでも観賞用として、作り手が世界観を交えて水槽の中に自然環境を再現します。
わかりやすいのは見た目が変わっていたり、美しいフォルムの小型熱帯魚ですが、近年「アクアリスト」としてブームとなったきっかけがあります。
水草や水中花などを限られた空間の中で立体的に彩り、いかに魅せるかというようなこだわりを持って作る人が増えたことがいえるでしょう。
日本で人気も火がつく
テレビにも登場して広まる
日本では1960~70年頃、熱帯魚を飼育することに興味を持つ人が増え始めました。
そして、1980年後半ではテレビドラマの中でインテリアとして映るようになり、人々の目に留まるようになり、徐々に周知されていきました。
わざわざ水槽をレンタルする会社もあるようで、ホテルや病院などに置かれることも多く、アクアリウムは多くの人々に癒しを与えてくれています。
豆知識としては、水槽の中に陸地と水中をつくりだすものを「アクアテラリウム」と呼びます。
アクアリウムの魅力
アクアリウムを作ってみよう!
さあ、やるぞと言っても、何が必要なのか、どこから手を付けたらよいのかわからない人のために、軽くご説明しましょう。
水槽
まずお家となる水槽が必要です。
いろいろなサイズがあり値段も様々、専用の水槽セットも出ているのでわからなくて困っている人にはぴったりかもしれません。
ライト
LEDライトも付いておりけっこう本格的にできるのでおすすめです。ライトといえば、アクアリウム専用のLEDライトもあります。
明るく自然に近いライトで水草を育成するためには必需品ですが、これ一つで観賞の出来栄えが変わってくるといってもいいくらい、自分のこだわりは持ちたいところですね。
ろ過装置など
あとはろ過装置やCO2強制添加器、水温を調節するクーラー&ヒーター、水槽内に敷く土、そして忘れてはならないのが水草です。
ここからは水草を含む、アクアリウムを楽しむうえでは知っておきたいレイアウトを掘り下げていきましょう。
アクアリウムを盛り上げる
多彩なレイアウトが可能
水草
水草にもいろいろな種類があり、どういう雰囲気にしたいかで好みの水草を選びます。しっかり水草を育てないなら照明の光量を多くするときれいに育成できます。そして水草を育てるには肥料も必要です。
肥料一つとっても水に混ぜるのか、土に埋めるのかでタイプが違うので、自分に合ったものを考えましょう。
石・流木
水槽内に配置するとインパクトがあり、一気におしゃれになります。石は売っているものを使ったり、実際に川などで拾ってこればより自然環境に近い演出ができます。
流木も配置によってみる人の目を引き付けるものになりますので、色や種類はこだわりを持って選びたいものです。
滝
水中のアクアリウムでは表現できないもので、アクアテラリウムならではレイアウトと言えます。
フィルターが排出する水をうまく陸地にあてることで滝が作り出せます。放っておいても循環していくのでずっと見ていても飽きがこないです。
他にも熱帯魚選びや背景を変えるなどこだわるところはいたるところに出てきます。自分だけの感性で世界に一つだけのアクアリウムを作ってみませんか。
初心者のためのアクアリウムや水草レイアウト
初心者がアクアリウムを始めるときに必要となる道具や知識はどの程度のものでしょう。
水槽の設置から水草の植栽まで、実際にどんな作業をすればいいか、なかなか思い描くことは難しいものです。
初心者で、まだうまく水槽が立ちあがっていない人や、そのうち初めてみたいな、と思っている人のために簡単に書いて見ます。
特別な種類を飼育するのでなければ、器具も一般的なアクアリウムショップで販売されているものだけで十分です。
また、レイアウトも複雑な箇所は必要ありません。よくレイアウトで使用される流木や岩組レイアウトで十分ですし、初心者でもやりやすい構図があります。
アクアリウムと一口に言っても種類はいろいろで、以下のように目的や水質の違いで分類されます。
・淡水水槽
・海水水槽
・水草水槽
・熱帯魚水槽
・ネイチャーアクアリウム
・エビ水槽
・シュリンプ水槽
・テラリウム
初心者でも飼いやすい魚
選び方と飼い方
アクアリウム初心者の場合は、いざ熱帯魚を買うとなってもわからないことばかりですね。やはり、事前にいろいろなことを調べて、安心して買うことが大切です。
最低限考慮にいれることは次のような項目だと思います。
・最適な水温・水質
・最大体長
・混泳可能かどうか
・水質の変化に強いかどうか
・餌は何を食べるか
・群れるか群れないか
こういった項目を把握してから熱帯魚を購入しましょう。というのは、買った時は小さくても、60cmまで大きくなるとしたら、そこまで考えて買うべきなんですね。
また、縄張り意識が強くて、他の熱帯魚に攻撃を仕掛けてしまう熱帯魚もいたりします。必ずショップの店員さんに聞いて、失敗のないようにしましょう。
水槽台をセッティング
水槽台をセッティングするときに気をつけなければいけないことがいくつかあります。
・水平な場所かどうか
・水槽の重さに耐えられるか
・水道からの距離
・電源からの距離
・鑑賞しやすい場所かどうか
こういったことが一つでも不十分だと、後で取り返しのつかないことが起こります。注意して場所を選美ます。
魚を入れる前にすること
水槽の設置が決まったら、いくつかのことをしっかりとこなしましょう。
・バックスクリーンを貼る
・水槽に肥料を入れる
・肥料を平らに整える
・流木・岩を置いてレイアウトを検討する
レイアウトする時に注意すべきこと
三角構図、凸型構図、凹型構図など基本的な構図をおさえます。そして、水草を植えるスペースとソイルの深さを確保します。
次に、流木・岩が動かないように固定します。吸水パイプ、排水パイプの場所との関係がすごく大切です。
さらにヒーター・サーモスタットの設置場所とも関係します。初心者がレイアウトを1から考えるというのはなかなか大変です。
そんな時に使えるのが、水槽レイアウトを豊富に掲載しているサイトです。また、雑誌もありますから、そういった写真を参考にしてみましょう。