ちはやぶるとちはやふる、読み方の違いが生まれたわけとその時代とは

ちはやふるとちはやぶる正しいのはどっち?

ちはやふるとちはやぶるの違いについて

末次由紀さん原作で女優の広瀬すずさんが主演した映画「ちはやふる」。甘酸っぱい青春ストーリーということで大人気となりました。

「ちはやふる」の言葉が広く一般に広まったのは、マンガと映画の功績ではないでしょうか。

タイトルの「ちはやふる」は百人一首の一節を取ったものです。正式には、「ちはやふる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは」です。詠み人は在原業平です。

百人一首の表記としては「ちはやふる」ですが、競技かるたの読み手は「ちはやぶる」と読み上げます。果たしてどちらが正解なのでしょうか?

これはどちらも正解、どちらでもいいというのが通説になっているようです。百人一首の表記が「ちはやふる」で読みが「ちはやぶる」という風にわけられているようです。

意外と知らない百人一首について

百人一首の基礎知識

学生時代、百人一首の全部の句を暗記させられた人も多いのではないでしょうか?しかし、覚えるのはなかなかに大変です。

百人一首には、その名の通り百首の和歌が収められています。和歌とは「五・七・五・七・七」の31文字の中に季語を入れて読む歌のことです。

平安時代後期から鎌倉時代にかけて活躍した公家の藤原定家が選んだ秀歌選だと言われています。恋と秋の歌が多く選ばれているのが特徴です。

他にもある歌集

日本の和歌集

日本最古の和歌集としては「万葉集」があります。授業でもやった有名な歌集なので知っていると思います。

天皇の命で国が編纂したものを勅撰和歌集といいます。この勅撰和歌集には「古今和歌集」や「新古今和歌集」があります。

勅撰和歌集に対して個人が編纂したものを私選和歌集と呼びます。これらには「古今和歌六貼」や「夫木和歌集」があります。百人一首も私選和歌集の一種だと言えるでしょう。

ちはやふるの歌の意味

ちはやふるの歌の意味について

「ちはやふる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは」

この意味は、「不思議なことが多かった神代の時代にも聞いたことがない。竜田川が真っ赤に染まるなんて」となります。

この歌は、屏風に描かれた竜田川と紅葉を見て読まれた歌だそうです。

二条の妃(高子)とかつて恋愛関係にあった作者の在原業平が、昔の恋を思い出させるために、より大げさに読んだ激しい恋の歌と言われています。

百人一首には、1000年以上も前の人の恋の歌が沢山、収められています。是非、意味も含めて勉強してみてください。

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