リンゴを切った時、芯にカビが出てきたこと、一度は経験があるのではないでしょうか。そんな状況で心配になりますよね。しかし、この芯のカビ、果たして安全に食べることができるのでしょうか。
見た目のカビには驚きますよね。芯部分だけが変色している場合でも、他の部分は大丈夫と感じるかもしれませんが、実際には食べられるのか不安に感じることでしょう。
このカビは「芯カビ病」という名前の病気に関連していますが、芯部分だけに限定されているのであれば、安心して食べることが可能です。それでは、具体的に詳しく解説していきます。
芯部のカビが出ているリンゴ:安全性の詳細
芯部にカビが出ているリンゴを食べるのは問題ないのでしょうか。カビの広がり具合によって、食べるか食べないかの判断が変わります。
芯だけにカビが出ている場合
取り除けば安全に食べられます。
実の部分もカビが広がっている場合
そのリンゴは食べるのを避けるべきです。
カットしてみないと確認できない状況でも、芯部分にカビがあるか、それが実の部分まで広がっているかを確認しましょう。
芯部だけにカビと変色がある状況
芯部に限られたカビや変色がある場合、その部分を取り除いて食べることが可能です。芯カビ病は主にこの部分で発生しますので、取り除くことで安全に食事を楽しむことができます。
実部分までカビが広がっている場合
実部分までカビが広がっている状況では、そのリンゴを摂取するのは適切ではありません。処分を検討しましょう。
リンゴの芯カビ病とその安全性について
リンゴにおける芯カビ病は、特定の病気で発生するカビです。ただし、このカビを食べてもすぐに体調を崩すことは稀です。
芯カビ病とは何か
リンゴが成長する過程で、カビが芯部分に侵入し、発生する症状を指します。
農薬や殺菌剤で一定の抑制は可能ですが、無農薬の栽培では完全な抑制が難しい場合もあります。
食べても大丈夫とされていますが、できれば低農薬のリンゴを選択する方が良いでしょう。安全性は確保されています。
芯カビ病リンゴと健康への影響
芯カビ病リンゴを摂取した際の健康への影響は気になるところです。しかし、このカビは胃酸により消失するため、短期間で体調不良を感じることはないでしょう。
ただし、特定の人々は注意が必要です。
・子供や妊婦
・免疫力が低下している方
・高齢者や体調の弱い方
これらの人々は、微量のカビでも食中毒のリスクがあるため、摂取を避けるべきです。しかし、日常的に大量に摂取することは考えにくいので、心配せずに対処できます。
リンゴ摂取後の不調がある場合の対応
もし万が一、芯カビ病のリンゴを食べた後に
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・アレルギー症状
といった症状が現れた場合は、速やかに医療機関での診断を受けてください。受診時にはそのリンゴを持参すると良いでしょう。
芯に生えたカビのリンゴの識別と保存のコツ
芯にカビが生えているリンゴの特定方法
芯部にカビが発生しているリンゴを見つけるのは難しいですが、特定の品種で発生が多いことが知られています。具体的には、外観からは識別が難しいのです。
発生が多いリンゴ品種
芯カビ病が発生しやすい品種には、
・シナノスイート
・秋田ゴールド
・スターキング
・北斗
・ひろさきふじ
などがあります。色づきが早い特性も持っていますので、購入時には注意が必要です。
芯カビ病のリンゴに対する取り組み方
芯カビ病のリンゴが安全に食べられるとはいえ、心配な方も多いでしょう。その場合、返金や交換の対応が多いので、遠慮せずに店舗や農園に相談してみましょう。
発生予防の保存方法
芯カビ病の進行を防ぐには、2℃~3℃の低温で保存することが効果的です。保存方法にも注意を払いましょう。
リンゴの新鮮さを維持するポイント
カビについての理解は大切ですが、日本のカビは食品に対して急性毒性のリスクは少ないです。日常の食材にもカビが使われており、適切な範囲での摂取を心掛けましょう。
まとめ
芯にカビが生えたリンゴは、取り除けば安全に食べられます。
進行したカビが実まで及んでいる場合は避けましょう。
芯カビはリンゴの特定の病気ですが、直ちに食中毒のリスクは低いです。新鮮な果物は栄養価も高いので、安心して召し上がれます。