ハーブで庭に植えてはいけないと言われるもの10選とは？その理由について

ハーブは育てやすく、さまざまな用途に使えるので、多くの人に人気があります。しかし、庭に植える際には注意が必要なハーブも存在します。ここでは、庭に植えるべきでないハーブの種類とその理由を紹介します。

庭に適さないとされるハーブ10選とその理由
庭で避けるべきハーブの特性と対処法
庭園に適さない一般的な植物

庭に適さないとされるハーブ10選とその理由

以下に挙げるハーブは、庭に植える際に特別な注意が必要です。

・ミント
・シソ
・バジル
・オレガノ
・ローズマリー
・タイム
・レモンバーム
・フェンネル
・ドクダミ
・ワイルドストロベリー

ミント

ミントは繁殖力が非常に高く、他の植物の生育を妨げる可能性があります。そのため、ミントは他のハーブや植物と一緒に植えることは避けるべきです。

シソ・バジル・オレガノ

これらのハーブもまた、繁殖力が強く、特にヨトウムシなどの害虫を引き寄せることがあります。それらの害虫によって他の植物にも影響を及ぼす恐れがあります。

ローズマリー

ローズマリーは、木質化すると新たな芽が出にくくなります。また、剪定が難しく、植え替えも苦手なため、適切な管理が必要です。

タイム

タイムは、ローズマリーと同様、木質化しやすく、特定の蛾の幼虫にとっての餌となることもあります。これにより、他の植物への影響が懸念されます。

レモンバーム

レモンバームは寒さに強いものの、ミツバチを引き寄せる特性があるため、他の虫たちも誘引する可能性があります。

フェンネル

フェンネルはセリ科の植物で、特にキアゲハのアゲハチョウが幼虫の餌として好むことが知られています。

ドクダミ

ドクダミは非常に強い繁殖力を持ち、他の植物の生育を妨げる恐れがあります。また、独特の匂いがあり、扱いが難しいことも特徴です。

ワイルドストロベリー

ワイルドストロベリーもまた強い繁殖力を持ち、庭を覆い尽くす可能性があります。特にランナーが伸びる品種は注意が必要です。

これらのハーブを庭に植える際には、それぞれの特性を理解し、適切な管理が求められます。

庭で避けるべきハーブの特性と対処法

交配の可能性

ミント、シソ、フェンネル、バジルなど同じ科のハーブ同士は交配しやすく、生じた雑種はハーブとしての価値が低いことが多いです。これを避けるためには、異なる種類のハーブを離れた場所に植えることが重要です。

強い繁殖力

ミント、シソ、オレガノ、バジル、ドクダミ、ワイルドストロベリーなどは、根系が広がりすぎることで周囲の植物に栄養を奪われるリスクがあります。これを防ぐためには、ハーブを植える際に周囲に障壁を設けるか、独立したエリアに植えることが効果的です。

種の散布

ミント、シソ、レモンバーム、フェンネル、バジル、ワイルドストロベリーは、種が落下して自然に発芽する可能性があります。花が枯れたり種ができる前に摘み取ることで、不意の増殖を防ぐことができます。

地下茎の伸び

ミント、ドクダミ、レモンバームは地下茎を通じて意外な場所にも新しい株が生えることがあります。これを防ぐためには、定期的な株の剪定や地下茎の管理が必要です。

ランナーによる広がり

ミント、匍匐性ローズマリー、匍匐性タイム、ワイルドストロベリーなどは、ランナーを伸ばし周囲を覆う性質があります。これを制御するためには、ランナーの成長を定期的に確認し、必要に応じて剪定することが大切です。

強い生命力

ミント、バジル、ドクダミなどは非常に強い生命力を持っており、簡単に増殖します。これらのハーブは注意深く管理し、周囲に拡散しないよう留意することが重要です。特に隣接する家との間でのトラブルを避けるためにも、適切な手入れが必要です。

庭園に適さない一般的な植物

竹類

竹や笹は、その強い生命力と広がりやすい性質から、庭園に適さないとされることがあります。これらは地下茎により急速に成長し、他の植物の生育に影響を与える可能性があります。竹林が形成されると、日光が遮られ他の植物が育たなくなることも。これらを除去する際は、しっかりとした根を掘り出す必要があり、場合によっては重機を使用することも必要です。